Progateは意味ないと言われる理由は?メリットや正しい学習法も紹介

Progateは意味ないと言われる理由は?メリットや正しい学習法も紹介 プログラミング学習法
「Progateでプログラミング学習をしても意味ないって本当?」
「時間の無駄になってしまう?」

これからProgateで学習をはじめようとしている人や、すでにProgateを利用しているという人の中には、このような疑問・不安を持っている人も多いのではないでしょうか。

プログラミング学習サイトとして高い人気を誇るProgateですが、実際にネット上では「意味ない」という声も散見されます。

そこでこの記事では、なぜProgateが意味ないと言われるのか、利用するメリットは何なのか、といった点について詳しく解説していきます。

Progateが終わったら何をすべきかについても紹介しますので、是非参考にしてください。

【本記事の信頼性】

  • 執筆者は元エンジニア
  • 大手プログラミングスクールのWebディレクター兼ライターを経験
  • 自らも地元密着型のプログラミングスクールを運営
未経験者におすすめの
プログラミングスクール
■Webエンジニアの育成に特化
■自社開発企業への転職成功率がダントツ
■ハイスキルを求める人に最適
■サポートは半永久的
■単価80万円以上の講師陣
■AWSやJavaに強い
■受講料完全無料
■最短1か月で卒業
■教室への通学も可能

【結論】Progateが意味ないかどうかは人による

【結論】Progateが意味ないかどうかは人による

意味ないと言われることもあるProgateですが、意味があるかどうかは、学習者の目的やプログラミング経験によって大きく分かれます。

ネット上の口コミでは、「初心者にとっては最適な入門サービス」という肯定的な意見がある一方で、「実践力が身につかない」「エンジニア転職には不十分」といった批判的な声も見受けられます。

肯定しているのは、主に「プログラミング初心者」で、否定的なのは「中級者以上」の方であることが多いです。
つまり、初心者にとっては取っ付きやすいものの、中級者以上にとっては物足りない内容であるため、上記のように意見が割れているのです。

したがって、初心者の人にとっては、Progateを利用する意味は十分にあるでしょう。

実際にProgateは、ユーザー登録数が310万人を超えている人気サービスで、初心者がプログラミングの基礎知識を習得し、どの言語に興味があるかを見つけるためのツールとしては非常に優秀だと言えます。

しかし、Progateだけでエンジニアとして就職できるレベルのスキルを身につけるのは困難でしょう。
Progateは、あくまでプログラミング学習の第一歩として捉え、その後の学習計画もしっかりと立てることが重要です。

Progateは意味ないと言われる理由5選

Progateは意味ないと言われる理由5選

学習する人のレベルによって意見が分かれることを解説してきましたが、なぜ「Progateは意味がない」とまで言われてしまうのでしょうか。

この項目では、実際の利用者の口コミをもとに、「意味ない」と批判される主なポイントを5つ紹介します。

環境構築のスキルが学べない

Progateはブラウザ上に実行環境が用意されているため、環境構築なしでコードを書き始めることができますが、これが逆にデメリットとして指摘される場合があります。

エンジニア業務では、プロジェクトに応じて開発環境を構築する必要があり、実際にエンジニアとして働くなら、環境構築は必須スキルとなっています。

しかし、Progateのレッスン内では環境構築について触れられておらず、プログラミングをする前段階で環境構築やソフトのインストールが必要になることを学べない問題があります。

環境構築のスキルは、実際の開発現場で必要不可欠な技術であるため、Progateで学習した後は別途環境構築について学ぶ必要があるでしょう。

暗記ばかりになってしまう

Progateでは、レベル制度があるため、無意味なレベル上げに夢中になってしまいコースを何周もくり返し学習してしまう人がいます。

この学習方法では、ソースコードを無意識に暗記してしまったり応用力が身に付かなかったりという問題が生じます。

また、Progateのレッスンは決まったパターンで進行するため、同じコードを繰り返し書くことで「わかったつもり」になりがちです。

実際のプログラミングでは、既存のコードを参考にしながら新しい機能を実装していく応用力が求められるため、暗記中心の学習では実践で通用しない可能性があります。

効果的な学習のためには、1つのコースを完了したら次のステップに進み、異なる課題に挑戦することが重要といえるでしょう。

問題解決能力が育ちづらい

Progateは、利用者が解決すべき問題を提供していますが、問題と回答が決められているため、問題解決力を養うことはできません。

実際のプログラミングでは、エラーが発生した際に原因を特定し、解決策を見つける能力が不可欠です。

問題解決力を養うためには、実際自分でプログラミングを書き、エラーの解決を繰り返すことで身につくものですが、Progateの環境では想定されたエラー以外は発生しないため、実践的な問題解決能力を鍛えることができないのです。

この点も、「Progateで学習しても意味がない」と言われてしまう要因でしょう。

さらに、実際のプログラミングで参考にすべき情報が提示されていることはありえませんが、Progateでは必要な情報があらかじめスライドに含まれているため、自分で情報を調べる力も育ちにくいといえます。

無料で利用できる範囲が少ない

2025年現在の無料版では、各言語の「最初の1歩目」までしか利用できません。
正直、無料で利用できる範囲のみでは、プログラミングの基本的な概念すら十分に理解できない状況です。

以前は、各言語の基礎レッスンを無料で学べていましたが、現在は最初のレッスンの途中までしか利用できないため、無料版だけで本格的にプログラミングを学習することは困難になっています。

プログラミングをしっかり学習したい場合には、有料版への移行を前提に考える必要がありますので注意してください。

無料版は、あくまで「どんな学習サイトなのか」を知るための手段でしかありません。

内容が簡単なのでProgateだけでは不十分

Progateのコンセプトは「初心者がプログラミングに慣れること」なので、Progateのみで学んでエンジニアになれるわけではありません。

Progateで学習できる内容は、プログラミングの基礎中の基礎であり、実務レベルには程遠いのが現実です。

Progate修了者とエンジニアのレベルの違いは明確で、実際の開発現場で必要とされるスキルとは大きなギャップがあります。

例えば、複数人でのチーム開発、バージョン管理、テストコードの作成、パフォーマンス最適化などの実践的なスキルは、Progateでは学べません。

「実務面において、Progateで学べることは10のうち1も無い」という厳しい評価もあるほどなので、エンジニアとしてのキャリアを考えているのであれば、Progateは最初のステップとして位置づけ、その後の本格的な学習計画を立てることも必要です。

Progateでプログラミング学習をするメリット

Progateでプログラミング学習をするメリット

「意味ない」という批判的な意見がある一方で、Progateには多くの人に選ばれる理由もあります。

そこでこの項目では、Progateを利用する主なメリットを3つ紹介します。

完全な初心者でも挫折しにくい

Progateの一番の特徴としては、何と言ってもプログラミング初心者が挫折しにくい仕組みになっていることです。

従来の参考書では専門用語ばかりで、初心者にとって理解が困難でしたが、Progateは「シンプルなスライド形式での授業」と「小分けのアウトプット作業」がセットになっており、段階的に学習を進められます。

また、わからない箇所が出てきても、エラー箇所を指摘してくれたりヒント機能があったりと、サポートも充実しているため、初心者が途中で諦めてしまうリスクを大幅に軽減しています。

プログラミング学習に対するモチベーションをアップさせるため、さまざまな工夫がされているのも特徴で、レベルアップシステムやSNS連携機能により、学習の継続をサポートしています。

これらの仕組みにより、プログラミング学習の最初の壁を乗り越えやすくなっているのです。

安い料金で利用できる

プラスプラン(12ヶ月プラン) ならば、月額990円(税込)という非常にリーズナブルな価格で利用できる点も魅力です。

一般的なプログラミングスクールでは数十万円の費用がかかることを考えると、この価格でプログラミング学習を始められるのは大きなメリットといえるでしょう。

また、利用期間が長いプランほど、1ヶ月あたりの費用が安くなる仕組みになっており、継続的に学習する場合はさらにコストパフォーマンスが向上します。
プログラミングに興味はあるものの、高額な投資をするのは不安という方にとって、Progateは理想的な選択肢といえるでしょう。

用意されている教材が多いので目的の言語を探しやすい

Progateは、学べるプログラミング言語も非常に多いため、目的に合った最適な言語を勉強することが可能です。

現在、以下のような幅広いプログラミング言語とフレームワークを学ぶことができます。

分野 対応言語・技術
Web制作 HTML、CSS、JavaScript、jQuery
サーバーサイド Ruby、Ruby on Rails、PHP、Python、Node.js
モバイル開発 React、Java
データベース SQL
その他 Git、Go、Command Line、Sass

この豊富なラインナップにより、環境構築不要で初学者にも優しい教材なので、気になる言語を試すのに使うのがおすすめです。

Webサイト制作に興味がある人はHTML/CSS/JavaScriptから始められますし、アプリ開発を目指す人はJavaやReactを選択できます。

また、周辺技術についても学ぶことができます。
例えば、上記のコースのGitやGitHub、Dockerなどの技術にも触れることができるため、プログラミングだけでなく開発に必要な関連知識も同時に習得できる点も魅力です。

Progateを正しく使いこなすための学習方法

Progateを正しく使いこなすための学習方法

Progateの限界を理解し、メリットを活かすためには、正しい使い方を知ることが重要です。

多くの利用者が陥りがちな間違った学習パターンを避け、効率的にスキルアップするための3つのポイントを解説します。

無料プランだけで完結させようとしない

前述したように、無料で学べる範囲は各言語の最初の1歩目までにとどまっているため、本格的なプログラミング学習には有料版への移行が必要不可欠です。
無料版は「プログラミングがどのようなものか」を体験する程度に留めておくべきでしょう。

効果的な学習のためには、まず無料版でプログラミングの基本的な概念を理解し、興味を持った言語について有料版で本格的に学習を進めることが重要です。

まずは無料版で学習を始め、興味があるプログラミング言語の初級レッスンを受けてみましょう。「もっと学びたい!」と感じれば、有料版で中級、上級などさらに上のレッスンに進みます。

有料版では基礎知識だけでなく、登録機能やログイン機能、投稿機能など、より実践的な内容を学べるため、プログラミングの醍醐味を実感できるようになります。

何度も周回しない

レベル上げが目的になると、ソースコードを無意識に暗記してしまったり応用力が身に付かなかったりするため、同じコースを何度も繰り返すのは非効率的です。

特に、2周目3周目になると解けるスピードが上がってきてプログラミングが楽しくなってくるものの、これは錯覚に過ぎません。

実際には、同じコードを書いているばかりでは、課題にぶつかった時に対処できず挫折してしまうこともあります。
また、広く浅くで知識が定着しないという問題も発生します。

効果的な学習のためには、1つのコースを理解したら次の言語や技術に進み、幅広い知識を身につけることが重要です。

Progateだけで完結させず他の教材やスクールも併用する

Progateはプログラミングの基礎を教えるためのプラットフォームであるため、実務における流れやコードの品質管理、チーム開発などの実務的なスキルは身につけることができません。

そのため、Progateで基礎を学んだ後は、より実践的な学習環境に移行することが必要です。

具体的には、ProgateでHTML/CSSの基礎を学んだ後にUdemyでより高度なWebデザインコースを受講したり、RubyやPythonの基礎を理解した後にプログラミングスクールで実際のWebアプリケーション開発を学ぶといった併用が効果的でしょう。

Progateでは、他の教材やスクールと組み合わせることで相乗効果が期待できます。

初心者が最も挫折しやすい「何から始めればよいかわからない」という段階をProgateで乗り越え、その後は本格的な学習環境に移行するのが理想的な学習ルートといえるでしょう。

Progateが終わったらどうする?次に取るべき行動

Progateが終わったらどうする?次に取るべき行動

Progateで基礎知識を身につけた後、「次に何をすればいいかわからない」と悩む人は少なくありません。

ここでは、プログラミングスキルをさらに向上させ、実践的な力を身につけるための3つのステップを紹介します。

Progateよりも難易度の高いUdemyやドットインストールを利用する

Progateで基礎知識を身につけた後は、より実践的で難易度の高い学習サービスに移行することが重要です。

「Udemy」は、210,000以上のコースが用意されており、学びたいコースをご自身で決められるのが特徴で、Python3入門やAI講座、データ分析など専門的な分野まで学習できます。

ドットインストールは、3分動画でプログラミングを学習するサイトになっています。
月額1,080円(税込)のプレミアム会員になると、より深い技術を学ぶことができます。

ドットインストールの特徴は、自分のPCにテキストエディタをインストールしたり、言語によっては環境構築をしたりする必要があることで、実際の開発環境に近い学習ができる点です。

また、ドットインストールはProgateよりも実践的な学習ができる点がメリットであり、「実践を見据えたプログラミングスキルを身につけたい」という段階に適しています。

質問機能もあるため、わからない点を解決しながら学習を進められるのも大きな利点でしょう。

ポートフォリオを作成する

Progateや他のオンライン学習サイトで習得した知識を活用して、ポートフォリオとなるような「実際に動作するWebサイトやアプリケーション」を制作することは、スキルの定着と実践力の向上に非常に効果的です。

ポートフォリオとは、自分が作成したプログラムやWebサイトなどの作品集のことです。

ポートフォリオ作成では、これまで学んだHTML、CSS、JavaScriptなどの技術を組み合わせて、オリジナルのWebサイトを制作します。

自分の作品集サイト、趣味のブログ、簡単な計算機アプリなど、興味のあるテーマで制作することで学習のモチベーションも維持できるでしょう。

さらに、作成したポートフォリオをGitHubに公開することで、バージョン管理の練習にもなります。
これは実際の開発現場で必須のスキルであり、転職活動時にも自分のスキルレベルを証明する重要な資料となるでしょう。

Progateでは学べない「実際にものを作る」経験を積むことで、プログラミングスキルは格段に向上するはずです。

プログラミングスクールに通う

実践で使えるスキルを効率よく身につけたい場合は、プログラミングスクールに通うのがおすすめです。

独学でProgateやその他の教材を進めることもよいのですが、エンジニア転職を本気で目指すのであれば、プロの指導を受けることが最も確実な方法といえるでしょう。

プログラミングスクールの最大のメリットは、レッスンとして実践経験を積めることも多い点です。
Progateでは学べない実際の開発フローや、チーム開発、コードレビューなどの実務的なスキルを習得できます。

なお、「初心者はまずProgateを一通りやってからプログラミングスクールを利用するのがおすすめ」という現役エンジニアの意見もありますが、このあたりは判断が分かれるところです。

なぜならば、プログラミングスクールは初心者向けであることが多いため、完全な未経験であっても特に問題なく受講を開始できるからです。

そうであれば、Progateでの独学の時間がもったいないという考え方もあることから、「早くスキルを身に付けたい」という人は最初からスクール、「スキル習得スピードにはこだわらない」という人はまずProgateから、というような選び方もアリでしょう。

Progateに関するよくある質問

Progateに関するよくある質問

Progateの利用を検討している人が感じることの多い疑問について、2025年時点での最新情報をもとに回答していきます。

Progateに有料登録すると月にいくらかかる?

Progateプラスプランの料金体系は以下の通りです。

プラン 月額料金(税込) 支払い方法 特徴
1ヶ月プラン 1,490円 月払い いつでも解約可能
6ヶ月プラン 1,290円 一括払い 月額200円お得
12ヶ月プラン 990円 一括払い 月額500円お得

最もお得なのは「12ヶ月プラン」の月額990円です。
一括払いが必要ですが、長期的に学習を続ける場合は非常にコストパフォーマンスが高いといえるでしょう。

一方、1ヶ月プランは割高ではありますが、好きなタイミングでいつでも解約できます。
短期集中で学習を行い、すぐ解約する方法ならば1ヶ月プランがおすすめです。

どのプランを選んでも学べる内容は変わりませんので、自分の学習計画に合わせてプランを選択しましょう。

Progateは周回しても意味ないというのは本当?

はい、これは本当です。

Progateを何周もやっても意味がないと言われる理由として、コードの暗記になってしまい応用力が身につかないことが挙げられます。

効果的な学習のためには、1つのコースを理解したら次のステップに進み、実際に自分でプロジェクトを作成したり、より高度な学習サービスに移行したりすべきです。

Progateだけでエンジニア転職できる人もいる?

不可能とまでは言えませんが、現実的には非常に困難といえるでしょう。

Progateのコンセプトは「初心者がプログラミングに慣れること」なので、Progateのみで学んでエンジニアになれる可能性はかなり低いです。

Progate修了者と現役エンジニアのレベルの違いは明確で、実務で必要とされるスキルとは大きなギャップがあります。

環境構築、バージョン管理、テストコード作成、チーム開発、パフォーマンス最適化など、実際の開発現場で必要なスキルはProgateでは学べません。

もしProgateだけで転職を目指すのであれば、学習後に独学で大量のポートフォリオを作成し、実務レベルの開発経験を積む必要があります。

しかし、これは非常に困難な道のりであり、多くの場合は挫折してしまうと思われるので、確実にエンジニア転職を成功させたいのであれば、プログラミングスクールの利用を検討してみることをおすすめします。

まとめ

Progateは「意味ない」と言われることがありますが、これは利用者の目的や学習段階によって評価が分かれるためです。

プログラミング完全初心者にとっては、挫折しにくい設計と豊富な教材、手頃な価格で学習を始められる優秀なサービスといえるでしょう。

ただ、Progateのみでエンジニアとして転職できるほどのスキルが身に付くわけではないので、その点のみ要注意です。

未経験者におすすめの
プログラミングスクール
■Webエンジニアの育成に特化
■自社開発企業への転職成功率がダントツ
■ハイスキルを求める人に最適
■サポートは半永久的
■単価80万円以上の講師陣
■AWSやJavaに強い
■受講料完全無料
■最短1か月で卒業
■教室への通学も可能

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