インフラエンジニアを目指す人向けのオンラインスクール「ササエル」。
19,800円という破格の受講料と実践的なカリキュラムで注目を集めていますが、実際の評判はどうなのでしょうか。
この記事では、ササエルの良い評判や悪い評判、特徴や料金、メリット・デメリットなどについて詳しく紹介していきますので、ササエルのことが気になっている方は、是非参考にしてください。
【本記事の信頼性】
- 執筆者は元エンジニア
- 大手プログラミングスクールのWebディレクター兼ライターを経験
- 自らも地元密着型のプログラミングスクールを運営
プログラミングスクール
■Webエンジニアの育成に特化 ■自社開発企業への転職成功率がダントツ ■ハイスキルを求める人に最適 |
|
■サポートは半永久的 ■単価80万円以上の講師陣 ■AWSやJavaに強い |
|
■受講料完全無料 ■最短1か月で卒業 ■教室への通学も可能 |
インフラエンジニア特化型スクール「ササエル」とは
画像引用:https://www.sasa-yell.tech/
ササエルは、インフラエンジニアを目指す人のための特化型オンラインスクールです。
アシストアップ株式会社が運営し、同社が15年以上運営する「Winserver」で培ったノウハウを活かしたカリキュラムを提供しています。
サーバーやネットワーク、クラウドサービスなどのITインフラ環境を整備・管理する専門技術を、未経験者でも習得できるよう設計されているのが特徴です。
クラウドサービスの普及やDX推進により、インフラエンジニアの需要は増加傾向にあります。
ササエルでは、そんな市場ニーズに応える人材を育成するため、動画学習と実践的なサーバー操作を組み合わせた独自の教育プログラムを展開しています。
受講生一人ひとりにVPS(仮想専用サーバー)を提供するという業界初の試みも行っており、理論と実践の両面から即戦力となるスキルを身につけられるスクールだと言えるでしょう。
ササエルの評判・口コミ
ササエルは比較的新しいスクールのため、受講生による口コミはまだ限定的ですが、料金の安さやサポート体制について一定の評価を得ています。
ここでは、現時点で確認できる良い評判と悪い評判の両面から、ササエルの実態を紹介していきます。
良い評判・口コミ
ササエルの良い評判として最も多く挙げられるのは、受講料金の安さです。
初級コースが19,800円という価格設定は、他のITスクールと比較しても破格といえるでしょう。
この手頃な価格により、未経験者でも気軽にインフラエンジニアへの第一歩を踏み出せると評価されています。
また、現役のインフラエンジニアがメンターとして学習をサポートしてくれる点も好評です。
Winserverを運営する企業の実務経験豊富なエンジニアから直接指導を受けられるため、実践的なアドバイスや業界の最新情報を得られます。
VPSを無料で提供してもらえることで、通常なら月額費用がかかるサーバー環境を使って実際に手を動かしながら学べる点も、受講生から高く評価されているポイントです。
さらに、スマートフォンに完全対応している点も魅力の一つ。
通勤時間や昼休みなどのスキマ時間を活用して学習を進められるため、忙しい社会人でも無理なく学習を継続できるという声が多く聞かれます。
悪い評判・口コミ
一方で、ササエルにはいくつかの課題も指摘されています。
最も大きなデメリットとして挙げられるのは、口コミや評判の情報が少ないことでしょう。
比較的新しいスクールであるため、SNSやレビューサイトでの受講生の声がまだ少なく、受講を検討している人にとっては判断材料が不足している状況です。
また、2025年6月現在、上級コースが「準備中」となっている点にも不満の声があります。
インフラエンジニアとして本格的にキャリアを築きたい人にとっては、学習の継続性に不安を感じるかもしれません。
ササエルを利用するメリット
ササエルには、インフラエンジニアを目指す人にとって魅力的な4つの大きなメリットがあります。
専門特化型の教育内容から破格の料金設定まで、他のITスクールとは一線を画す特徴が存在します。
インフラエンジニア育成に特化している
ササエルの最大の強みは、インフラエンジニア育成に完全特化していることです。
多くのプログラミングスクールがWeb開発やアプリ開発を中心に扱う中、ササエルはサーバー構築・運用、ネットワーク設計、クラウドサービス管理などのインフラ領域に絞ったカリキュラムを提供しています。
この特化型アプローチにより、インフラエンジニアとして必要な知識とスキルを効率的に習得できます。
- クラウド技術
- ネットワークの仕組み
- サーバー管理
- セキュリティ
- 運用保守
- 仮想化技
これらの「現場で求められる実践的な内容」を体系的に学べるのが特徴です。
また、運営会社がWinserverというレンタルサーバーサービスを15年以上運営してきた実績があるため、実務に即した質の高い教育内容が期待できるでしょう。
受講料金が非常に安い
ササエルの受講料金は、業界最高水準のコストパフォーマンスを誇ります。
初級コースの受講料金は19,800円(税込)と、他のITスクールと比較して圧倒的に安価です。
一般的なプログラミングスクールが数十万円の受講料を設定している中、この価格設定は革新的といえるでしょう。
この低価格により、経済的な理由でIT学習を諦めていた人でも、インフラエンジニアへの道を歩み始めることができます。
特に、IT業界への転職を検討している未経験者にとって、初期投資を抑えながら専門スキルを身につけられるのは大きなメリットです。
また、教材費やテキスト代も受講料に含まれているため、追加費用の心配もありません。
VPS(仮想サーバー)が1人につき1台提供される
ササエルの革新的な特徴の一つが、受講生一人ひとりにVPS(仮想専用サーバー)を無料で提供することです。
これは業界初の試みであり、実践的な学習環境を提供する上で大きな価値があります。
提供されるのは、Winserverが運営するWindows VPSで、通常なら月額数千円かかるサービスを無料で利用可能です。
VPSを使用することで、動画学習で得た知識をすぐに実践できます。
実際にサーバーを操作し、設定を変更し、トラブルシューティングを経験することで、現場で必要とされる実践的なスキルが身に付くでしょう。
メンター制度によりフォロー体制が充実している
ササエルでは、現役のインフラエンジニアがメンターとして受講生をサポートする制度を導入しています。
メンターは、Winserverを運営する企業で実際に働いているエンジニアたちで、豊富な実務経験と最新の技術知識を持っています。
学習中に疑問が生じた際には、これらのプロフェッショナルから的確なアドバイスを受けることができるでしょう。
メンター制度の特徴的な点は、単に質問に答えるだけでなく、「自分で調べる力」を養うことも重視していることです。
インフラエンジニアとして働く上では、トラブルが発生した際に自力で解決策を見つける能力が不可欠です。
メンターは、受講生が自立したエンジニアとして成長できるよう、適切な距離感でサポートを提供します。
ササエルを利用するデメリット
ササエルには多くのメリットがある一方で、新しいスクールゆえの課題や専門特化による制約も存在します。
受講を検討する際に知っておくべき2つの主要なデメリットについて、詳しく解説していきます。
まだ口コミや評判が少なくどんなスクールなのかわかりづらい
ササエルの最大の課題は、開講から日が浅いため、受講生の口コミや評判がまだ少ないことです。
新しいスクールであるため、SNSやレビューサイトでの情報が限定的で、実際の受講体験や成果について十分な情報を得ることができません。
プログラミングスクールを選ぶ際、多くの人は先輩受講生の体験談や就職実績を参考にします。
しかし、ササエルではこうした情報がまだ蓄積されていないため、受講を検討している人にとっては判断材料が不足しているといえるでしょう。
特に、転職成功率や卒業生の進路など、具体的な成果に関するデータが公開されていない点は不安要素となりえます。
インフラ関連以外のことは学べない
ササエルはインフラエンジニア育成に特化しているため、プログラミングやアプリ開発など、他のIT分野のスキルは学べません。
これは、専門性を高める上ではメリットとなる一方、幅広いIT知識を身につけたい人にとってはデメリットとなります。
現代のIT業界では、インフラの知識だけでなく、プログラミングスキルやクラウドネイティブなアプリケーション開発の理解もあった方が有利になることもあります。
しかしササエルだけでは、こうした複合的なスキルセットを身につけることは難しいでしょう。
ただし、逆に言えば「インフラエンジニアに特化した学習をしたい」という人にとっては、ササエルは最適な選択肢となります。
ササエルの受講コースと料金
ササエルでは、受講生のレベルに応じて初級・中級・上級の3つのコースを用意しています。
この項目では、各コースで学べる内容や受付状況、料金体系などについて、詳しく紹介していきます。
初級コース
初級コースは、IT業界未経験者やインフラエンジニアの基礎を学びたい人向けのコースです。
受講料金は19,800円(税込)と非常にリーズナブルで、インフラエンジニアへの第一歩を踏み出すのに最適な価格設定となっています。
学習内容は以下の通りです。
- クラウドサービスの基礎知識
- ネットワークの仕組みと基本概念
- サーバーの役割と種類
- OSの基礎知識と操作方法
- セキュリティの基本と重要性
- 運用保守の概要
- 仮想化技術の基礎
カリキュラムは、インフラエンジニアとして必要な基礎知識を体系的に学べるよう設計されています。
動画教材とテキストを組み合わせた学習方式で、初心者でも理解しやすい内容となっています。
スマートフォンにも完全対応しているため、通勤時間などのスキマ時間を活用して効率的に学習を進められるでしょう。
中級コース
中級コースは、現在「予約受付中」の状態です。
初級コースで基礎を学んだ受講生が、より実践的なスキルを身につけるためのコースとして計画されています。
予定されている学習内容は以下の通りです。
- VPSを使用した実践的なサーバー構築・運用
- ネットワークの設計と構築
- クラウドサービスの実装と管理
- セキュリティ対策の実践
- トラブルシューティング技術
- 自動化ツールの活用
中級コースからは、受講生一人ひとりにVPS(仮想専用サーバー)が提供される予定です。
これにより、実際にサーバーを操作しながら、より実践的なスキルを習得できるようになります。
なお、受講料金は98,000円(税込)です。
上級コース
上級コースは、現在準備中となっており、受講料金もまだ決まっていません。
インフラエンジニアとして高度なスキルを身につけ、上級職やスペシャリストを目指す人向けのコースとして設計される予定です。
想定される学習内容は以下の通りです。
- 大規模システムの設計と構築
- 高度なクラウドアーキテクチャ
- コンテナ技術とオーケストレーション
- Infrastructure as Code(IaC)の実践
- 監視・分析システムの構築
- パフォーマンスチューニング
上級コースでは、現場のリーダーやアーキテクトレベルで求められる高度な知識とスキルを習得できることが期待されています。
実務で即戦力となれるよう、より複雑なシナリオでの演習や、実際の業務を想定したプロジェクト型の学習が含まれる可能性があります。
ササエルの受講がおすすめな人
ササエルの受講が特におすすめなのは、以下のような人です。
【IT業界未経験からインフラエンジニアを目指したい人】
19,800円という手頃な価格で基礎から学べるため、経済的なリスクを抑えながらIT業界への転職を検討できます。
また、現役エンジニアのメンターサポートがあるため、未経験者でも安心して学習を進められるでしょう。
【働きながらインフラ関連のスキルを身に付けたい社会人】
完全オンライン型で、スマートフォンにも対応しているため、通勤時間や昼休みなどのスキマ時間を活用して学習できます。
自分のペースで進められるため、仕事と両立しながら着実にスキルを身につけることが可能です。
ササエルの受講をおすすめできない人
一方で、ササエルの受講をおすすめできないのは、以下のような人です。
【インフラに興味のない人】
ササエルはインフラ分野に特化しているため、JavaやPython、JavaScriptなどのプログラミング言語は学べません。
インフラ以外のスキルを身につけたい人は、別のプログラミングスクールを検討すべきでしょう。
【高いレベルの学習をすぐに始めたい人】
すぐに中級・上級レベルの学習を始めたい人にも向いていません。
2025年6月現在、中級コースは事前予約受付中、上級コースは準備中となっているため、すぐに受講を開始することができない状態です。
ササエルを受講するまでの流れ
ササエルの受講を開始するまでの流れは、シンプルで分かりやすく設計されています。
次に、受講の意思が固まったら、公式サイトから必要事項を入力して申し込みを行います。
受講料の支払いを完了させたら、申し込み完了です。
申し込みと支払いが完了すると、学習に必要なアカウント情報やログイン方法の案内が届きます。
指示に従って初回ログインを行い、オリエンテーション動画などで学習の進め方を確認します。
その後は、自分のペースで動画教材を視聴し、課題に取り組みながら学習を進めていきます。
疑問点があればメンターに質問し、着実にスキルを身につけていくという流れになります。
まとめ
以上、ササエルの良い評判や悪い評判、口コミ、メリット・デメリット、コースの特徴などについて詳しく紹介してきました。
料金が非常に安いため、これからインフラエンジニアになろうとしている人には大変おすすめです。
しかし、インフラ以外のことは学べないため、「いろいろなことを複合的に学びたい」「Web開発がやりたい」といった場合には、以下のような初心者向け優良スクールを利用する方がよいかもしれません。

ただ、ササエルはインフラに特化しているだけあり、未経験者がインフラエンジニアを目指す上では魅力的な要素が揃っています。
インフラエンジニアにこだわりたい方は、是非一度公式サイトから問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。