「やたら高いし、自分たちをカモとしか考えてないのではないか」
こんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、その疑問については「誤解」だと断言します。
なぜ誤解だと断言できるのか?
その理由を、プログラミングスクール業界に深くかかわってきた僕の目線から、詳しく解説していきます。
【本記事の信頼性】
- 執筆者は元エンジニア
- 大手プログラミングスクールのWebディレクター兼ライターを経験
- 自らも地元密着型のプログラミングスクールを運営
■Webエンジニアの育成に特化 ■自社開発企業への転職成功率がダントツ ■ハイスキルを求める人に最適 |
■サポートは半永久的 ■単価80万円以上の講師陣 ■AWSやJavaに強い |
■受講料完全無料 ■最短1か月で卒業 ■教室への通学も可能 |
なぜ「プログラミングスクールに通うとカモにされる」と言われるのか?
「プログラミングスクールに通うとカモにされる」と言われる主な理由は、以下のように考える方がいるからでしょう。
- 料金がやたらと高い
- 独学でもエンジニアになれる
- ブラックなSES企業にしか就職できない
- 途中で挫折したので時間もお金も無駄になった
しかし、これらの考えは誤解によるものがほとんどです。
それぞれ、詳しく解説していきます。
料金がやたら高い
プログラミングスクールの料金は、決して安い金額ではありません。
受講期間や学習内容によって変わってきますが、未経験からエンジニア転職を目指すのであれば、50~60万円ほどが相場料金となります。
これだけの金額を、ポンと出せる人はあまり多くないでしょう。
高額な料金だけを見て、「カモにしようとしている」と感じる方もいらっしゃるようです。
しかし、その考えは決して正しいとは言えません。
真っ当なプログラミングスクールならば、「良質なカリキュラム制作」や「レベルの高い講師を雇うための人件費」などに多額な費用をかけています。
未経験の人間をエンジニアに育てるのは、それだけ大変なことなのです。
したがって、受講料金がある程度高額になってしまうのはやむを得ないと思います。
特に、プログラミングスクールに深くかかわってきた僕の感覚としては、非常によく理解できる点です。
それに、金額だけ見れば高額ですが、一生モノのスキルを習得できる費用として考えると、50~60万円というお金は決して高くはないのではないでしょうか。
「将来の安定性」や「エンジニアの平均年収の高さ」などを考慮すれば、妥当な金額に思えます。
独学でもエンジニアになれる
この理由は、まさにその通りです。
まったくの初心者状態から、独学のみでエンジニアになった人も少なくありません。
独学でエンジニアになれた人の中には、「プログラミングスクールなんてカモを集めているところだ」と考える人もいることでしょう。
しかし、すべての人が独学のみでエンジニアになれるわけではありません。
むしろ、独学でエンジニアになれる人はごく一部です。
独学でのプログラミング学習の挫折率は、約90%と言われています。
それだけ、未経験からエンジニアレベルのスキルを身に付けるプログラミング学習の難易度は高いのです。
受験でも、独学だけでレベルの高い志望校に受かる人もいれば、高い学費が必要な進学塾に通うことで合格するという人もいます。
このあたりは個人差としか言えませんが、圧倒的に後者の方が多いのが現実であることは、多くの方がご存じでしょう。
結論としては、自己管理に自信があり、以下のようなことが完璧にできる人は、プログラミングスクールに高いお金を払う必要がないため独学の方がおすすめです。
- 正しい学習ロードマップの策定(スケジュールや学習の順序など)
- 適切な教材選び
- 抜け漏れのないスキル習得
- 自己解決に必要な環境の準備
- モチベーション管理
- 転職対策
上記を完璧にこなせる自信がない人は、受験生が塾や予備校に通うように、スクールの利用を検討した方がよいでしょう。
ブラックなSES企業にしか就職できない
これは、プログラミングスクールによります。
無料スクールだったり、やたらと安いスクールだったりする場合、企業から支払われる卒業生紹介料目当てで運営していることが多いため、「とにかく就職させてしまえ」とブラックなSES企業に平気で送り込むスクールも存在するのです。
ですが、そうしたスクールはあくまでごく一部です。
名の知れたスクールであれば、そのようなエグい真似は当然していません。
特に、このブログで紹介するスクールについては、業界のツテを使った上でじっくり調べあげ、優良だと判断したスクールしか掲載していないのでご安心ください。
悪質なスクールはほんの一部であり、多くは真っ当に運営されています。
卒業生たちのキャリアプランを真剣に考えた上で、どんな企業を目指すべきかというアドバイスをくれるスクールがほとんどです。
適当なスクール選びさえしなければ、卒業後にブラックなSES企業に送り込まれる、などということはあり得ません。
途中で挫折したので時間もお金も無駄になった
正直な話、プログラミングスクールに通っても挫折する人はゼロではありません。
- 考えが甘すぎた
- 努力することが嫌いだった
- エンジニアという仕事について無知すぎた
このような理由から、途中でスクールをやめてしまう人もわずかながら存在します。
こうした人からすると、「プログラミングスクールにカモにされた」という思いが芽生えてしまうかもしれません。
エンジニアを目指す前に充分に理解しておいていただきたいのが、「当然努力しなければいけない」という点です。
プログラミングスクールに通えば無条件でエンジニアになれるわけではありません。
優良なスクールほど、カリキュラムが難しく、ついていくためには勉強を頑張る必要があります。
もちろん、つらい時には講師や仲間が全力で支えてくれますが、「自分でも頑張る」という意識がなければ学習をやり遂げることは困難でしょう。
スクールに入れば、手取り足取りなんでもやってもらえて、いつの間にかエンジニアとして転職できる、という甘い考えを持っている人は、「カモ」というより、「無駄にお金を使って終わってしまう」ということになる可能性が高いです。
プログラミングスクールに「カモにされた」と感じる理由
プログラミングスクールに「カモにされた」と感じる理由としては、主に以下のようなものがあります。
- 独学とほぼ変わらなかった
- 講師が頼りなかった
- 転職先としてブラック企業を紹介された
- 受講料金に見合うカリキュラムではなかった
独学とほぼ変わらなかった
一概には言えないものの、レベルの高いプログラミングスクールは、基本的にオンラインに特化しています。
オンラインゆえ、居住地に関係なく優秀な現役エンジニア講師やスタッフを多く集められるからです。
そしてオンライン特化型スクールの場合、「自走力」が非常に重要になります。
要は、わからないことがあれば自ら動き、ググって解決したり、スクールの講師に積極的に質問したり、といった力です。
こうした力がないと、淡々とカリキュラムをこなすだけになり、独学に近いような状況に陥ることもあります。
プログラミングスクールは、生徒側が「使い倒してやる!」という気持ちで臨むのがベストです。
受け身にならず、提供されているサービスをフルに使うことができれば、独学とは段違いの成果を得ることができます。
講師が頼りなかった
「講師が頼りない」と感じるのは、明らかにスクール選びの失敗によるものです。
プログラミングスクールには、「現役エンジニアしか講師にしない」というところもあれば、「現場経験なしのアルバイト講師もOK」というところもあります。
現役エンジニア講師がいないスクールの場合、実践的なアドバイスを受けることができず、指導内容に満足できないことも多いでしょう。
その結果として、「自分はスクールのカモにされたのではないか?」と感じてしまうのは自然なことです。
スクールを選ぶ際は、講師のレベルを確認することも重要です。
転職先としてブラック企業を紹介された
卒業生を企業へ紹介することで利益をあげているプログラミングスクールの場合、就職先企業の質は問わずに、とにかく採用まで繋げようと考えるケースがあります。
特に、無料スクールや、やけに受講料が安いスクールの場合は要注意と言えます。
(※もちろん、優良な無料スクールや格安スクールもあります)
紹介料目当てでブラック企業を平気で紹介するスクールに通ってしまったことで、「カモにされた」と感じるのは仕方がないことでしょう。
この場合は、本当にカモにされています。
大事なのは、こうしたスクールに引っ掛からないことです。
受講料金に見合うカリキュラムではなかった
受講料金が妙に高いのに、カリキュラム内容や身に付いたスキルに不満がある、というケースも、カモにされたと思う代表的な理由です。
プログラミングスクールのカリキュラム開発は、非常にお金がかかるものです。
したがって、悪質なスクールはカリキュラム開発を適当に済ませ、宣伝に力を入れて集客する、という手法を取ります。
逆に優良スクールは、まずカリキュラム開発に大きく費用を投入し、それから宣伝をします。
この差を見分けるのは難しいですが、一番わかりやすいのは「SNSなどでスクールの評判を調べる」という方法でしょう。
この方法によって、優良スクールなのか悪質スクールなのかは一目瞭然となります。
詳細については、後ほど詳しく解説します。
プログラミングスクールからカモにされてしまう人の特徴
以下のような特徴を持つ人は、プログラミングスクールからカモにされる可能性が高くなります。
- 公式ホームページの内容を鵜呑みにしてしまう
- よく考えずに申し込んでしまう
- 業界の知識がまったくない
- スクールに入れば誰でもエンジニアになれると思っている
公式ホームページの内容を鵜呑みにしてしまう
優良なプログラミングスクールならば、公式HPに書かれている内容と大きく乖離するようなことはほとんどありません。
額面通り受け取ってよいでしょう。
しかし、誇大広告と受け取られても仕方がないような宣伝の仕方をしているスクールもあります。
そうした怪しいスクールを見抜けずに引っ掛かってしまうと、「カモにされた」と感じてしまうことでしょう。
公式HPの内容を鵜呑みにするのではなく、掲載されている情報が本当なのかどうか自分で調べるようにしなければなりません。
よく考えずに申し込んでしまう
プログラミングスクールに通おうと思い、なんとなく調べ、なんとなく「ここ良さそうだな」と感じて、なんとなく申し込んでしまうような人は、カモにされやすいタイプです。
高額なサービスに申し込むのですから、本来ならば慎重にならなければいけません。
なのに、調べるのを面倒くさがり、直感的に「ここ良さそう」と感じたところに勢いで申し込んでしまうようでは、失敗に終わってしまう可能性も当然高くなります。
業界の知識がまったくない
まったくのIT業界未経験であっても、エンジニアへの転職は可能です。
しかし、IT業界への転職を決意したのにも関わらず、業界情報について一切何も調べず、適当にスクールを探しているようでは、後々後悔することになるでしょう。
そういう人は、真剣にエンジニアになろうと考えていないようにも思えます。
スクールに入る前に、IT業界について詳しくなっている必要はありませんが、エンジニアが何をする仕事なのか、どういう働き方をするのか、といった程度のことは事前に把握しておくべきでしょう。
スクールに入れば誰でもエンジニアになれると思っている
エンジニアという仕事は、ただプログラミングスクールに入るだけで誰でも簡単になれる職種ではありません。
他の職種と比べて将来性も平均年収も高いのですから、エンジニアになるためにはそれなりの努力が必要となるのです。
そうした事情を理解せず、スクールに入れば無条件でエンジニアとして転職できると考えているような人は、悪質なスクールのカモにされてしまう可能性があります。
カモにされないためのプログラミングスクール選び
プログラミングスクールからカモにされないためには、以下のような行動を取るようにしましょう。
- SNSで評判や口コミを調べる
- 講師の質を確認する
- カリキュラムの内容を確認する
- 複数のプログラミングスクールに話を聞きに行く
SNSで評判や口コミを調べる
カモにされないためのスクール選びの方法として最も有効なのが、SNSや口コミ投稿サイトなどでプログラミングスクールの評判を調べることです。
特にX(旧Twitter)に投稿されている口コミは参考になります。
Xでのつぶやきは、損得勘定抜きの本音であることがほとんどですので、受講生たちのリアルな感想を知ることができます。
もちろん、宣伝アカウントやステマもあるので、その点に注意は必要ですが、入学を検討しているスクールに対して肯定的な意見が多くを占めているようならば、その時点で信用しても問題ないでしょう。
Xほどの規模になると、いくらステマや宣伝を頑張ろうとしても、不特定多数の「本物の口コミ」を凌駕することは不可能ですので、Xで高評価の声が多いようなら信頼する価値があります。
気になるスクールがある場合は、XなどのSNSを中心に軒並み検索をかけてみてください。
講師の質を確認する
プログラミングスクールによっては、現場経験がなかったりスキルが低かったりする人を講師として雇っていることもあります。
しかし、そんな人から教わっても、当然高いスキルを身に付けることは困難です。
現場で通用するような高いスキルを身に付け、転職活動も有利に進めたいという場合には、現役エンジニア講師を雇っているスクールを選ぶようにしましょう。
現役エンジニア講師ならば、実際の開発現場で求められている知識や、実務レベルのスキルについて指導を受けることができます。
カリキュラムの内容を確認する
プログラミングスクールによって、「何を教えることが得意か?」が異なります。
- Web開発に特化している
- AI人材の育成が得意
- インフラに強い人材を育てている
このように、スクールごとに特徴があります。
後々になって「カモにされた」と後悔しないためには、自分の学習目的とマッチしているのかどうかをしっかり確認してから、申し込みをするようにしましょう。
例えば、Web業界を目指しているのに、インフラに強いスクールへ入ってしまうと、希望したようなスキルが身に付かず「カモにされて終わった」と感じて卒業することになってしまう可能性が高いです。
複数のプログラミングスクールに話を聞きに行く
スクール選びの失敗例として最も多いのが、「一つのスクールにしか話を聞きに行かない」というパターンです。
ほとんどのプログラミングスクールにおいて、「無料相談会」「無料キャリアカウンセリング」という名称で、入学前の相談会・説明会を実施しています。
基本的には対面にて1対1の形で行われ、受講を検討している人が好きなように質問することができます。
例えば、スクールに対する疑問や学習内容、キャリアプラン、用意されているコミュニティ、ポートフォリオ支援、転職支援などなどです。
これだけ詳しく情報を得られる機会なのですから、できる限り多くのスクールの無料相談会に参加すべきなのですが、それを面倒くさがり、「ここでいいか」と決めてしまう人も少なくありません。
しかし、そのような適当な決め方ですと、ある程度受講が進んだ時点で「このスクールを選んだのは失敗だった」と感じる可能性が高まってしまいます。
満足いくスクール選びをするためには、多少面倒くさくとも、複数のスクールの相談会に参加すべきです。
できれば3~4つほどは参加した方がよいでしょう。
まとめ
以上、プログラミングスクールに通うとカモにされるのか?という点を中心に解説しました。
結論としては、カモにされるかどうかは、受講する側の考え方や行動次第であり、本記事で解説したようなことをしっかり心掛けていれば優良なスクールと出会うことができます。
独学だけでは限界があるという方も多いと思いますので、本気で未経験からのエンジニア転職を目指すのであれば、プログラミングスクールの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
■Webエンジニアの育成に特化 ■自社開発企業への転職成功率がダントツ ■ハイスキルを求める人に最適 |
■サポートは半永久的 ■単価80万円以上の講師陣 ■AWSやJavaに強い |
■受講料完全無料 ■最短1か月で卒業 ■教室への通学も可能 |