SESはやめとけと言われるのはなぜ?エンジニア視点でのメリット・デメリット

SESはやめとけと言われるのはなぜ?エンジニア視点でのメリット・デメリット エンジニアの働き方
「SES企業に勤めるのはやめとけと言われるのはなぜ?」
「SESエンジニアになるメリットはないの?」

これからエンジニアになろうと考えている人の中には、このような疑問を持っている人も多いでしょう。
そもそも、SESというものがどういったものなのかよくわからない、という方もいるはずです。

そこでこの記事では、SESエンジニアとして勤務していた経験のある筆者が、「SESとは何か?」「SESはやめとけと言われる理由」「SESで働くメリット」などについて、詳しく解説していきます。

【本記事の信頼性】

  • 執筆者は元エンジニア
  • 大手プログラミングスクールのWebディレクター兼ライターを経験
  • 自らも地元密着型のプログラミングスクールを運営
未経験者におすすめの
プログラミングスクール
■Webエンジニアの育成に特化
■自社開発企業への転職成功率がダントツ
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■受講料完全無料
■最短1か月で卒業
■教室への通学も可能
  1. そもそも「SES」って何?
  2. SES企業でエンジニアとして働くのはやめとけと言われる理由9選
    1. 多重請負構造によってSESエンジニアの給料が低くなりやすい
    2. 本来は残業が発生しづらい契約形態なのにブラックな残業を押し付けられることも多い
    3. 案件ガチャによってスキルの身に付かない現場に回されることがある
    4. 客先常駐が基本なので毎回現場に慣れるまで大変
    5. 配属される現場が決まるまでは本社で待機している期間が長くなることもある
    6. SESエンジニアは客先からすれば即戦力なので何も指導してもらえない
    7. 客先に常駐しているため所属しているSES企業から評価してもらえる機会が少ない
    8. クライアントの都合によっていつ案件が終了するかわからない
    9. 同僚や上司と会う機会が少ないので帰属意識を持てずモチベーションが上がらない
  3. ブラックなSES企業の特徴
    1. 実務未経験で入社してもOJTなどの研修がない
    2. 多重下請の下層に位置している
    3. まともな人事評価を行なおうとしない
    4. エンジニアの意向は一切考慮しない
  4. SESエンジニアはやばい?やめとくべき?
  5. エンジニアがSES企業で働くメリット
    1. 未経験でも採用されやすい
    2. いろいろな現場に常駐して働けるので幅広いスキルが身に付く
    3. 本来ならば残業が少ない
  6. ホワイトなSES企業を選ぶコツ
    1. 就職しようとしているSES企業の評判や口コミを調べる
    2. 常駐先についてエンジニアの希望が考慮されるか確認する
    3. どれくらい残業が発生するか確認する
  7. まとめ

そもそも「SES」って何?

SESって何?

SESとは、「システムエンジニアリングサービス」の略で、エンジニアとして働く上での契約形態の一つとなります。
SESエンジニアを雇っているSES企業は、クライアントの要望に応じてスキルを持つエンジニアを派遣し、報酬を得ています。

SES契約の特徴は、「成果物の納品義務がなく、あらかじめ決まった時間の労務を提供すればOK」となっている点です。
つまりSESエンジニアは、派遣されたクライアント先で決められた時間だけ働けばよい、ということになります。

これだけ聞くと、「クリーンな働き方だ」「残業もなさそうでありがたい」と思うかも多いかもしれません。
しかし実態は、本来のSES契約とはかけ離れていることも珍しくありません。
それゆえ、「SESエンジニアはやめとけ」と言う人も少なくないのです。

次の項目では、なぜ「SESエンジニアはやめとけ」と言われるのかについて、具体的に解説していきます。

SES企業でエンジニアとして働くのはやめとけと言われる理由9選

SES企業でエンジニアとして働くのはやめとけと言われる理由9選

なぜ、SESに対して否定的な意見が多いのでしょうか?
この項目では、エンジニア目線でのデメリットについて解説していきます。

SES企業でエンジニアとして働くのはやめとけと言われる主な理由は、以下の通りです。

  • 多重請負構造によってSESエンジニアの給料が低くなりやすい
  • 本来は残業が発生しづらい契約形態なのにブラックな残業を押し付けられることも多い
  • 案件ガチャによってスキルの身に付かない現場に回されることがある
  • 客先常駐が基本なので毎回現場に慣れるまで大変
  • 配属される現場が決まるまでは本社で待機している期間が長くなることもある
  • SESエンジニアは客先からすれば即戦力なので何も指導してもらえない
  • 客先に常駐しているため所属しているSES企業から評価してもらえる機会が少ない
  • クライアントの都合によっていつ案件が終了するかわからない
  • 同僚や上司と会う機会が少ないので帰属意識を持てずモチベーションが上がらない

多重請負構造によってSESエンジニアの給料が低くなりやすい

SES企業で働くエンジニアは、給料の低さで悩むことも珍しくありません。
なぜならば、多重請負構造の下の方にいるSES企業も多いからです。

多重請負構造引用元:ITメディア

上記画像のように、まずは元請けが案件を受注し、その後案件を分割して下請け会社へと委託していきます。
当然、委託する際には中間マージンが引かれますので、下層にいくほど報酬単価が少なくなるため、下層の下請け企業ほど売り上げが少なくなってしまうのです。

その結果、4次請けや5次請けといったSES企業が受け取る報酬単価はかなり少なくなり、社員たちに十分な給料が払えない、という状況が生まれます。

1次請けや2次請けといった上層にいる下請けSES企業ならばよいですが、下層にいるSES企業では物理的に給料が上がりにくい状態になっている上、5次請け以下というSES企業も少なくありません。当然そういったSES企業に勤める社員たちの給料は低くなりがちなので、「やめとけ」と主張する人も多いのです。

本来は残業が発生しづらい契約形態なのにブラックな残業を押し付けられることも多い

SES契約とは「労働力を提供する」という契約のため、SES企業の社員の場合、本来ならば残業が発生しにくい仕組みとなっています。
プロジェクトの進捗状況が悪かろうと、納品時期間近であろうと、あらかじめ決められた時間のみ働ければ問題ないからです。

とはいえ、まったく残業が必要ないわけではありません。
所属するSES企業から残業を指示された場合には、従う必要があります。
しかしそれでも、毎日のように帰りが終電、のような状況になることは「契約上」あり得ません。

ところが、「クライアントの無知」「SES企業側の悪意」などによって、本当ならばあってはならないような残業を強制されることもあります。
例えば、クライアント企業の社員から「納期が近いから残業してくれ」と言われ、半ば強制的に残業するようなケースです。

SES企業の社員に対しての指揮命令権は、SES企業側のみが持っており、クライアントはSESエンジニアに対して残業を命じることができません。
しかし、それを知らないSESエンジニアも多いことから、「クライアントから言われたのだから残業しないと」と考え、不当に残業している人もいるのです。

また、クライアントからの具体的な要請がなくとも、周囲のエンジニアたちが夜遅くまで作業をしている状況で帰宅しづらいため、なんとなく残業してしまっている、という人もいることでしょう。

案件ガチャによってスキルの身に付かない現場に回されることがある

「SESエンジニアになるのはやめとけ」と言われる理由はいくつもあるものの、「案件ガチャ」の問題は特に大きな要因と言えるでしょう。

案件ガチャとは、「どんな現場に配属されるかわからない」ということを表した言葉です。

  • 今後の成長に繋がる現場に回されるのか
  • なんのスキルも身に付かないような現場に回されるのか、

SES企業に勤めるエンジニアの場合、上記のどちらになるのかについて運次第であることも多いことから、案件ガチャに悩まされやすいと言われています。

もちろん、SES企業の中にも社員たちのキャリアを意識しているところもあります。
自社に所属するエンジニアたちのキャリアプランをヒアリングし、できるだけ「希望するスキルが身に付く現場」へ配属するような企業です。

しかし、資本力に余裕のないSES企業の場合、そういった配慮をすることが難しく、場当たり的にエンジニアを配属する、ということがほとんどです。
その結果、ただのテスターのような、なんのスキルも身に付かない現場に長く派遣されることもあります。

客先常駐が基本なので毎回現場に慣れるまで大変

SESエンジニアは、客先常駐で働くのが基本です。
クライアント企業の現場に出社し、そこで仕事をする、という形です。

しかし、一つのプロジェクトが長く継続するとは限りません。
むしろ、数か月から数年程度で終了するのが一般的でしょう。
したがってSESエンジニアは、プロジェクトが終了するたびに新たな現場へ派遣されることになるため、そのたびに毎回現場のメンバーたちとの関係構築から始めなければならないのです。

人付き合いが得意ならばそれほど負担にならないかもしれないですが、人見知りの方にとっては大きなストレスとなるかもしれません。
また、せっかく慣れ親しんだ現場を離れる、ということを繰り返すのもつらいでしょう。

自分の意志とは関係なく、各現場を渡り歩かなければならないというのも、SESエンジニアはやめとけと言われる理由の一つです。

配属される現場が決まるまでは本社で待機している期間が長くなることもある

SESエンジニアは、クライアント企業の現場に常駐して仕事をするのが一般的な形です。
したがって、配属される案件が決まるまでは何もすることがなく、ただ本社で待機するしかなくなってしまいます。

「ただ本社にいるだけで、何の仕事もしていないのに給料をもらえるなんて最高!」

このように考える人もいるかもしれません。
しかし、「なんの仕事もせず、ただ本社で待機しているだけ」という状態が、どんなにみじめな気分になるかは、体験してみればわかります。

何を隠そう、本記事の筆者もそういった状態を味わったことがあります。

本社で、常に社長と二人きり。
やることといえば、事務所の掃除、社長の雑談相手、お客さんが来た時のお茶出し・・・。
エンジニアとして就職しているのに、なぜ事務員のような仕事を・・・?と落ち込む日々が続きました。(言うまでもなく事務員さんの仕事は重要で必要不可欠です)

幸いなことに、そういった状態は1ヶ月ほどで終わり、無事に開発現場への派遣が決まりましたが、あの期間は本当に心理的につらかったです。
どんな案件に配属されるかわからないため、「次の案件に備えて予習する」ということもできないですし・・・。

このように、ただただ待機するしかない状況に陥る可能性があることも、SESエンジニアのリスクの一つです。

SESエンジニアは客先からすれば即戦力なので何も指導してもらえない

クライアントは、SESエンジニアが派遣されることに対して、決して少なくない月単価をSES企業に支払っています。
私の例でいきますと、24歳でエンジニア歴1年というまだまだ経験の浅い状態の私に対して、「月80万円」で契約していました。

余談ですが、その時いただいていた給料が「30万円弱」だったので、50万円強が会社に入る、という形になります。

このように、SES企業としては、新人であってもかなり高い単価で派遣することも多いため、クライアントとしては「即戦力」と見なすことがほとんどです。
したがって、何か指導をしてくれることもないですし、仕事内容についても最低限の説明だけで「あとは自分でなんとかできますよね?」というケースも珍しくありません。

そのため、経験が浅かったり、配属された案件に関する知識やスキルが乏しかったりする場合は、かなり苦労することになってしまいます。

客先に常駐しているため所属しているSES企業から評価してもらえる機会が少ない

SESエンジニアは客先に常駐するため、所属するSES企業の上司たちの目に入る機会が少なくなってしまいます。
そのため、「真面目に働いているのか」「クライアントに貢献しているのか」「具体的にどのようなスキルを持っているのか」などについて把握してもらいづらいことが多いです。

その結果、いかに優秀であろうと、いかに案件に対して貢献していようと、正当な評価が下されず、待遇が変わらないというケースも珍しくありません。

まともなSES企業ならば、定期的に上司が現場を訪れたり、クライアントへのヒアリングを行なったりして、人事考課に活かすための情報収集をするのですが、そうでないSES企業も多いため、「SESエンジニアはやめとけ」と言う人もいます。

クライアントの都合によっていつ案件が終了するかわからない

SESエンジニアの場合、従事している案件がどうなるかについては、クライアント先の状況に大きく左右されてしまいます。

  • 資金不足によってプロジェクトが頓挫した
  • 方針変更のため、一旦ペンディングになった
  • 競合他社が類似サービスをリリースしたため開発が中止になった

このようなことが起これば、即座に案件終了となり、本社待機を余儀なくされてしまう可能性があるのです。

本社待機の悲惨さは、先ほど解説した通りです。
エンジニアとして何の生産性もない時間を過ごすことになってしまいます。

このようなリスクがあることも、やめとけ、と言われてしまう一因でしょう。

同僚や上司と会う機会が少ないので帰属意識を持てずモチベーションが上がらない

SESエンジニア客先常駐が基本なので、毎日クライアントの現場に出社します。
そのため、自社に所属するSESエンジニアたちと会う機会がほとんどなく、帰属意識を持ちにくいというデメリットがあります。

本社の人間とあまり会う機会がないことから、感覚的に派遣社員やアルバイトとあまり変わらず、「自社のために頑張ろう」というモチベーションが生まれにくくなります。
「自社の社員が本社に集まるのは月に1回程度」ということも珍しくありません。

自社の人間との絆を深め、会社を盛り上げていくことにモチベーションを感じるタイプの人には、SES企業はあまり向かないと言えるでしょう。

ブラックなSES企業の特徴

ブラックなSES企業には、以下のような特徴があります。

実務未経験で入社してもOJTなどの研修がない

SES企業のエンジニアは、基本的に「即戦力」としてクライアント先に送り込まれます。
しかし、実務未経験で募集しているSES企業でも、OJT(職場内訓練)がなかったり、初心者向けの研修がなかったり、ということは多いです。

本来ならば、高い費用を払っているクライアントに対してエンジニアを派遣するのですから、十分なスキルを持った状態のエンジニアを派遣すべきです。
しかし、なんの教育もしていない未経験エンジニアを、経験を水増しして送り込む、ということをするSES企業もあるのです。

このようなSES企業への就職は避けるべきでしょう。

多重下請の下層に位置している

多重請負構造については前述しましたが、下層に位置しているSES企業の場合は、資本力に乏しいため教育体制も整っていませんし、どんなに結果を出しても給料が上がりにくいという特徴があります。

4次請けや5次請け、またはそれ以下の下層のSES企業では、成長も昇給も期待できないので、そのような企業に就職することは避けた方がよいです。

就職を検討する際は、そのSES企業がどういった案件の受け方をしているのかについて詳しく聞くようにした方がよいでしょう。
詳細に話を聞くことで、企業としての考え方はもちろん、多重下請けの下層にいるかどうかも見えてくるはずです。

まともな人事評価を行なおうとしない

クライアントから言われるがままにエンジニアを派遣し、売り上げを出しているというSES企業も存在します。
そういったSES企業は、所属しているSESエンジニアたちを正当に評価しようとせず、ただただ機械的に決められた現場に派遣する、ということを繰り返すことが多いです。

  • 自社のエンジニアの働きに関して、クライアントへのヒアリングを行なっている
  • 会社の人間が定期的に現場を訪問している
  • 自社のエンジニアとの面談を定期的に行なっている

こういったことをしていないSES企業は、ブラックな疑いがあります。

エンジニアの意向は一切考慮しない

将来的なキャリアプランを描いているエンジニアは、「こういった案件に参画したい」と要望を出すこともあるはずです。
しかし、売り上げしか考えていないブラックなSES企業の場合、エンジニアの意向は一切考慮せず、獲得した案件へ無条件で送り込む、ということを行なうことが常態化しています。

若いうちはいいですが、年齢を重ねると、経験やスキルがないエンジニアはかなり苦しむことになります。
そうした事情を鑑みずに、会社の都合だけでエンジニアを派遣するようなSES企業には要注意です。

SESエンジニアはやばい?やめとくべき?

ここまでお読みいただいた方の多くが、「SES企業に勤めるのはやばい」「SESエンジニアになるのはやめとくべき」と感じたかもしれません。

確かに、SESエンジニアはきつい面やつらい面も数多くあります。
しかし、SESエンジニアならではのメリットがあることも否定できません。

「SES = 悪」と決めつけず、自分の状況や考え方と照らし合わせて、SES企業に就職するかどうかを判断していただければと思います。

SES企業に勤めるメリットについては、次の項目で詳細に解説します。

エンジニアがSES企業で働くメリット

エンジニアがSES企業で働くメリット

「SES企業はやめとけ」というテーマの記事であるため、ネガティブな面も多く伝えてきましたが、エンジニアがSES企業に就職するメリットも存在します。

以下で、詳しく解説します。

未経験でも採用されやすい

エンジニアとして就職する場合には、主に以下の3つパターンがあります。

  • 自社開発企業に就職する
  • 受託開発企業に就職する
  • SES企業に就職する

自社開発企業とは、文字通り自社でサービスを開発している会社のことです。
大手企業でいうと、楽天やメルカリなど、自社独自のサービスを提供しているような会社です。
受託開発企業とは、企業からシステム開発を受注して開発を行う会社のことです。

SES企業は、自社開発企業や受託開発企業と比べ、未経験でも就職しやすいという特徴があります。
大手自社開発企業にエンジニアとして就職するためには、有名大学を出て新卒で応募しなければなりませんし、受託開発企業も、大手ならば学歴が問われます。

しかしSESならば、未経験からでも比較的採用されやすいです。
もちろんその後の努力は必要になりますが、「まずはエンジニアとして採用される」という点で考えれば、SES企業への就職は一つの手段となるでしょう。

いろいろな現場に常駐して働けるので幅広いスキルが身に付く

プロジェクト終了のたびに現場が変わってしまうことは、その都度人間関係を構築しなければならないというデメリットもあるものの、「現場が変わるたびに新たなスキルを習得できる」というメリットがあります。

開発現場ごとに、求められるスキルは様々です。
必要に応じて、いろいろな知識やスキルを習得しなければならなくなるでしょう。
そして、身に付けた知識やスキルは、今後役立つ財産になります。

同じ現場で長く働いていると、どうしてもスキルが偏ってしまうことがありますが、SESエンジニアの場合、幅広いスキルを獲得できる機会があることが魅力だと言えます。

本来ならば残業が少ない

SES契約は、「あらかじめ決められた時間分の労働力を提供する」という契約です。
したがって、プロジェクトの進行状況に関係なく、SESエンジニアは既定の時間だけ働ければ帰宅することができます。

クライアント側がSES契約についてあまり詳しくなく残業を求めてきたり、周囲のエンジニアたちが残業している中で帰りにくかったり、ということはあるかもしれませんが、どちらも本来は気にすることではなく、終業時間になったら帰宅しても構わないのです。

所属するSES企業から残業の支持があった場合は従う必要がありますが、それ以外では、基本的には定時で帰ることが可能です。

ホワイトなSES企業を選ぶコツ

ホワイトなSES企業を選ぶコツ

ホワイトなSES企業を探す場合には、以下のような点を意識してください。

  • 就職しようとしているSES企業の評判や口コミを調べる
  • 常駐先についてエンジニアの希望が考慮されるか確認する
  • どれくらい残業が発生するか確認する

就職しようとしているSES企業の評判や口コミを調べる

まずは、就職を考えている企業の評判や口コミを調べてみるようにしましょう。
企業に関する口コミを確認できるサイトも数多く存在しますし、X(旧Twitter)などのSNSでも評判を確認することができます。

実際に働いていた人たちの声は非常に参考になるので、口コミ投稿サイト・SNS・Google口コミなどで企業の情報をチェックし、就職するに値する企業かどうかを判断するようにしてください。

常駐先についてエンジニアの希望が考慮されるか確認する

案件ガチャにならないよう、「どんな現場で働きたいか」というエンジニア側の希望をどの程度まで聞いてもらえるのかどうかについても確認しておきましょう。

この点については、SES企業の公式HPや口コミサイトなどでもわかりづらいことがあるので、面接の際にしっかり聞いてみるのがおすすめです。

「そんなことを質問したら、悪い印象を持たれるかも」と思うかもしれませんが、当然の質問をしているのに悪く捉えるような会社ならば避けた方がよいので、気にすることはありません。

あとになって後悔しないためにも、聞くべきことについては遠慮なく聞いておくべきです。

どれくらい残業が発生するか確認する

SES企業への就職を考えている際は、現在所属している社員たちの残業の状況についても確認しておきましょう。

当たり前のように残業が発生しているようならば、本来のSES契約とは違う形で働かされている可能性が高いです。

「残業はほとんどない」「残業があったとしても月に20時間程度」といった回答があるSES企業ならば、ホワイトである可能性が高くなります。

まとめ

以上、「SES企業で働くのはやめとけ」と言われる理由や、ブラックなSES企業の見分け方、ホワイトなSES企業の特徴などについて解説してきました。

悪く言われがちなSES企業ですが、すべての企業がよくないというわけではありません。
SES企業ならではのメリットもあるため、自分の状況や将来のキャリアプランを考慮しつつ、SES企業を選ぶのか、その他の企業を選ぶのかについて決めていただければと思います。

未経験者におすすめの
プログラミングスクール
■Webエンジニアの育成に特化
■自社開発企業への転職成功率がダントツ
■ハイスキルを求める人に最適
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