ミズエンジニア(Ms.Engineer)が炎上した理由は?評判・口コミ・受講コースも紹介

ミズエンジニア(Ms.Engineer)とは プログラミングスクールの評判・口コミ

ミズエンジニア(Ms.Engineer)は、2023年頃に高額受講料や誇大広告などで炎上したことで有名になってしまったスクールです。

しかし、その後の抜本的な改善により、現在は信頼を回復しつつあります。

では、そもそもなぜミズエンジニアは炎上してしまったのでしょうか?

この記事では、ミズエンジニアの炎上理由や、その後の改善策、改善された後のミズエンジニアの評判などについて詳しく紹介していきます。

【本記事の信頼性】

  • 執筆者は元エンジニア
  • 大手プログラミングスクールのWebディレクター兼ライターを経験
  • 自らも地元密着型のプログラミングスクールを運営
未経験者におすすめの
プログラミングスクール
■Webエンジニアの育成に特化
■自社開発企業への転職成功率がダントツ
■ハイスキルを求める人に最適
■サポートは半永久的
■単価80万円以上の講師陣
■AWSやJavaに強い
■受講料完全無料
■最短1か月で卒業
■教室への通学も可能

ミズエンジニア(Ms.Engineer)とは

ミズエンジニア(Ms.Engineer)とは画像引用:https://ms-engineer.jp/

ミズエンジニア(Ms.Engineer)は、2021年に創設された女性エンジニア育成に特化したオンラインコーディングブートキャンプです。

代表取締役のやまざきひとみ氏により設立されたこのスクールは、日本における男女の賃金格差という社会課題を解決することを目的としています。

受講生の90%以上がプログラミング未経験からスタートしており、転職成功率は94%(2023年10月-2024年4月の全日コースの実績)、転職後の平均年収は484万円と高い成果を誇っています。

女性限定という特徴的なコンセプトと、最短4ヶ月でエンジニアになれるという短期集中型のカリキュラムで注目を集めました。

しかし、その特徴的なビジネスモデルと高額な受講料により、2023年頃からSNSを中心に炎上騒動が発生することになったのです。

女性に限定したプログラミング教育という新しい試みは、多くの議論を呼ぶことになりました。

ミズエンジニアが炎上した理由

ミズエンジニアが炎上した理由

ミズエンジニアが炎上した主な理由は、以下の4点です。

  • 高額すぎる受講料
  • 誇大広告の問題
  • メンターの質
  • 無理な学習スケジュール
  • 不透明な返金制度

それぞれ、詳しく解説していきます。

当時の受講料が高額過ぎた

2023年2月、ミズエンジニアの月額98,000円という高額な料金設定が大きな批判を集め、炎上してしまいました。

当時のスタンダードコースは「半年で約140万円」というあまりにも高い価格設定で、SNSでも多くのネガティブな口コミが投稿されています。(具体例は後述)

他のプログラミングスクールと比較しても明らかに高額で、プログラミング初心者がこれだけの投資をするリスクの高さが問題視されました。
特にオンライン形式であるにも関わらず、この価格設定は多くの人から疑問視されたのです。

経済的な負担の大きさから、「情弱な女性をターゲットにした高額スクール」という批判的な見方も生まれ、教育の質に見合わない料金だと指摘する声も相次ぎました。

誇大広告を出していた

広告における誇大表現が問題となり、特に「半年で人生が変わる」「GAFAに転職可能」といった現実的でない宣伝文句が批判の対象になりました。
「GAFAに転職なんて夢のまた夢です」という現役エンジニアからの指摘もあります。

また、これといったデータがない中で、「一般的なスクールを卒業しても年収800万だが、ミズエンジニアを卒業すれば年収1,500万円」と言い切ってしまっている点も、問題視されました。

とにかく煽りが強く、受講を検討する女性に対して現実的でない期待を抱かせる内容だったことが炎上を拡大させたのです。

メンターの質に問題があった

メンターの指導力や専門知識に関しても批判があり、高額な受講料に見合った質の高い指導が提供されていないという口コミが多く存在しました。

特に、実務経験の浅いメンターが指導を担当するケースがあり、現場で通用するスキルを身につけられないという問題が浮上したのです。

また、メンターによって指導内容にばらつきがあったことも問題となりました。
統一された指導方針や品質管理が不十分で、受講生が混乱するケースも報告されており、教育サービスとしての信頼性が疑問視され、炎上が加速した形です。

学習スケジュールに無理があった

半年で140万円という高額料金に見合う成果を出すため、受講生には非常にハードな学習スケジュールが課せられることになるという点も、炎上した要因の一つです。

平日も土日も休みなくプログラミング学習に費やすような形になる過酷なスケジュールが設定されており、体力的・精神的に無理があるだろうと感じる人が多かったのです。

また、学習の進捗が遅れた場合のフォロー体制も不十分で、一度遅れると追いつくのが困難になり、結果的に挫折してしまうことも懸念されていました。

「本気の覚悟」を前提とした厳しいカリキュラムは、働きながら学習する多くの女性にとって現実的ではないスケジュールだったようです。

返金制度の内容が不透明だった

中途解約時の返金制度が不透明であり、多くの受講生が不満を抱えていました。
高額な受講料を支払った後に、途中で退会を希望する場合の返金条件が明確でなく、受講生が不安を感じる状況が生じていたようです。

学習進捗や成果に関係なく、一律で返金を拒否されるケースもあったと報告されており、消費者保護の観点から問題視されました。

また、返金手続きの煩雑さや対応の遅さも批判の対象となり、サービス提供者としての誠実さが疑問視される結果に。

これらの問題が重なり、ミズエンジニアに対する信頼は大きく損なわれました。

炎上時のSNSにおける口コミ・評判の例

炎上時のSNSにおける口コミ・評判の例

ここでは、2023年2月から始まった炎上の際の、SNS上における実際の投稿・口コミを紹介していきます。

ここに掲載した口コミはほんの一部であり、当時はかなり派手な燃え方をしていました・・・。

炎上を経て改善された点

炎上を経て改善された点

ミズエンジニアは炎上後、料金体系の大幅見直しと講師の質向上、返金制度の透明化、学習サポートの充実など抜本的な改善を実施しました。

以下の項目で、詳しく解説していきます。

受講料金の見直し

炎上の一因となった高額な受講料と返金制度の不透明さに対して、ミズエンジニアは料金体系の見直しと返金制度の改善を実施しました。
入会金を50,000円に設定し、各コースの料金も値下げしています。

現在では、以下の3つのコースが用意されています。(すべて税込)

  • 超集中コース(6ヶ月以内):654,500円
  • 集中コース(9ヶ月以内):748,000円
  • スタンダードコース(12ヶ月以内):858,000円

正直、これでもまだ相場に比べると高いです。
しかし、厚労省の専門実践教育訓練給付金を活用することで、最大80%OFFで受講できるため、実質的な負担額は大幅に軽減されます。

例えば「超集中コース」ならば、実質193,500円の負担で済みます。

カリキュラムや講師レベルの改善

プログラミング未経験者を対象にしたカリキュラムが、実際のWeb開発現場と乖離していた問題に対し、ミズエンジニアはカリキュラム内容を全面的に見直しました。

現場で求められるスキルを習得できるように、実践的なプロジェクトや最新の技術トレンドを取り入れた教育内容を盛り込んでいます。

講師陣の質的向上も図られ、現役エンジニアとしての実務経験を重視した採用基準に変更されました。
また、講師への継続的な研修制度も導入され、指導スキルの統一化と向上が進められています。

返金制度の透明性向上

中途解約時の返金規定を明確にすることで、受講生の負担を軽減し、より透明性の高いサービス提供を目指しています。

返金可能な期間、条件、手数料などが明文化され、契約時に詳細な説明が行われるようになりました。

新しい返金制度では、受講開始から一定期間内であれば理由を問わず返金を受けられるクーリングオフ期間が設定されています。
また、やむを得ない事情による中途退会の場合も、残期間に応じた適切な返金が行われるように改善されました。

改善後のミズエンジニアの評判

改善後のミズエンジニアの評判

改善されたミズエンジニアに対しては、以下のような良い評判・悪い評判が存在します。

良い評判

サービス改善後は、実際に転職を成功させた卒業生から高い満足度がうかがえるような口コミが確認できます。
「未経験からフルリモートでのエンジニア転職を実現し、当初は困難だと感じていたものの、結果的にキャリアチェンジを成功させた」といった事例が多数報告されていました。

外部の現役エンジニアからも、卒業生の成果物について高い評価を得ており、未経験者がここまでのレベルに到達できることに驚きの声が上がっています。

女性限定の学習環境が功を奏し、男性の目を気にせず自由に質問や意見交換ができるため、学習効率の向上につながっているという評価も多く聞かれます。

悪い評判

一方で、改善後も一部では学習の困難さに関する指摘が残っています。
「本気の覚悟があれば」という条件付きでの評価が多く見られ、カリキュラムの難易度についても賛否が分かれているのが現状です。

また、受講料金については相変わらず「高い」という悪い評判が多い状況でした。
前述の通り、確かに一般的なスクールと比較すると高い金額であるため、不満が消えない人も少なくないのでしょう。

現在のミズエンジニアの受講コースと料金

現在のミズエンジニアの受講コースと料金

ミズエンジニアでは、以下の3つのコースが提供されており、すべて経済産業省・厚生労働省の指定講座に採択されています。

以下が各コースの詳細です。

コース名 受講期間 料金(税込) 実質負担額※ 分割払い
超集中コース 6ヶ月以内 654,500円 193,500円 24,791円/月
集中コース 9ヶ月以内 748,000円 224,440円 28,333円/月
スタンダードコース 12ヶ月以内 858,000円 257,400円 32,500円/月

※厚労省専門実践教育訓練給付金(最大80%OFF)適用時の金額

なお、すべてのコースに入会金5万円が別途必要となります。

そして、給付金制度を利用するためには、雇用保険への加入期間が3年以上(初めて受給する場合は2年以上)であることなど、一定の条件を満たす必要があります。

学習内容は、JavaScript、React、Node.js、AWS、Docker、OpenAI APIなど、現場で実際に使用される最新技術を網羅しており、基礎学習から応用技術、チーム開発まで段階的に学べるカリキュラム構成となっています。

【一度炎上したスクールは避けたいという人向け】ミズエンジニア以外のおすすめ優良プログラミングスクール

【一度炎上したスクールは避けたいという人向け】ミズエンジニア以外のおすすめ優良プログラミングスクール

「炎上後に改善されたとはいえ、一度大きく叩かれたスクールは避けたい・・・」
「改善されたといっても、まだ料金が高いし、カリキュラムも微妙・・・」

このように考えている方もいるかもしれません。

そういった場合は、以下のようなプログラミングスクールを検討してみるのも有効です。

ミズエンジニアは女性限定ですが、以下のスクールならば男女の区別はなく、初心者からでも安心して利用できます。

RUNTEQ(ランテック)

RUNTEQは、開発現場が求めるレベルに到達できるWebエンジニア養成に特化したプログラミングスクールです。

学習方針を「答えがない」ことをモットーにしているため、Webエンジニアとして自走力が鍛えられる仕組みとなっています。

2025年6月20日には、マイベスト「プログラミングスクールおすすめ人気ランキング」にて4年連続で第1位を受賞するなど、ユーザーからも非常に高い評価を得ています。

約1,000時間の学習カリキュラムで現場に即した実践的な内容を提供しており、卒業生の多くがWeb系開発企業への転職を成功させています。

RUNTEQの評判や口コミ、受講内容などは、以下の記事で詳しく紹介していますので、是非参考にしてください。

【2025年版】RUNTEQの評判は?やめとけと言われる理由は?受講生の口コミも紹介
RUNTEQの受講生や卒業生からのリアルな口コミや評判を集めました。RUNTEQがどんなスクールなのか、本当の姿を知りたい方は、是非参考にしてください。

RaiseTech(レイズテック)

RaiseTechは、最速で稼げるWebエンジニアになるための実践的なプログラミングスクールです。
現場で求められる技術・知識・考え方を主軸に、リアルタイムの授業で指導してくれます。

指導を担当するのは、月単価80万円以上の現役講師のため、最前線で活躍するための情報が学ぶことが可能です。

学べる内容は、主にJava、WordPress、AWSなどで、スキルを掛け合わせて市場価値を上げることができます。

また、「RaiseTechと言えばコミュニティ」と言われるほど評価が高く、仲間たちと支え合いながら学習したいという人には最適なスクールです。

RaiseTechについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
評判や口コミ、料金、サポート内容など、詳しく解説しています。

RaiseTech(レイズテック)の評判は怪しい?受講生の口コミや料金を紹介
プログラミングスクール「RaiseTech(レイズテック)」の評判や受講生の口コミ、料金体系、受講内容などについて紹介しています。本記事を読むことで、RaiseTechがどのようなスクールなのか詳しく知ることができます。

tech boost(テックブースト)

tech boostは、未経験の状態からいきなりフリーランスとして活動できるエンジニアを育てることに特化したプログラミングスクールです。

キャリアサポートが非常に充実しており、卒業後もフリーランスとして活動するための支援体制が整っています。

運営会社のBranding Engineerは人材紹介事業も手掛けているため、転職サポートのノウハウが豊富で、実際の企業ニーズに基づいたカリキュラム設計が行われています。
個人開発だけでなく、チーム開発の経験も積むことができ、実務により近い環境で学習できるのが特徴です。

なお、tech boostの評判・口コミなどは、以下の記事にまとめてあります。

tech boost(テックブースト)の評判は最悪?受講生のリアルな口コミを紹介
tech boost(テックブースト)を受講した生徒たちの評判について紹介しています。良い評判・悪い評判の両方を掲載しているので、是非参考にしてください。受講料金や受講コースの概要についても解説しています。

まとめ

以上、ミズエンジニアの炎上を中心に、その後どのように改善されたのか、今の評判はどうなのか、といった点について詳しく解説してきました。

女性限定スクールですので、「多少高額でも、女性だけの環境で学びたい」という方にはおすすめできるスクールです。

ただ、コストを抑えつつレベルの高いプログラミング学習をしたいという場合は、他のスクールも視野に入れた方がよいでしょう。

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