「現役のプロに相談しながら学習を進めたい」
こんな悩みを抱える人たちに注目されているのが、個人間のスキルシェアサービス「MENTA」です。
しかし、実際に利用するとなると「本当に良いメンターに出会えるのか?」「料金は適正?」といった不安もよぎるでしょう。
また、メンターをする側にとっても、「メンターになる価値があるのか?」という疑問があるはずです。
そこでこの記事では、MENTAに対する評判・口コミをもとに、MENTAのサービス実態を徹底的に解説します。
利用するメリット・デメリットから、具体的な使い方まで、詳しく紹介していきますので、MENTAを利用すべきかどうか迷っている人は是非参考にしてください。
【本記事の信頼性】
- 執筆者は元エンジニア
- 大手プログラミングスクールのWebディレクター兼ライターを経験
- 自らも地元密着型のプログラミングスクールを運営
プログラミングスクール
■Webエンジニアの育成に特化 ■自社開発企業への転職成功率がダントツ ■ハイスキルを求める人に最適 |
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■サポートは半永久的 ■単価80万円以上の講師陣 ■AWSやJavaに強い |
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■受講料完全無料 ■最短1か月で卒業 ■教室への通学も可能 |
MENTA(メンタ)とは
画像引用:https://menta.work/
MENTAは、プログラミングやデザイン、マーケティングなど、様々なスキルを持つ「メンター(教える人)」と、それらのスキルを学びたい「メンティー(教わる人)」をオンラインで繋ぐ、日本最大級のスキルシェアプラットフォームです。
従来のスクール形式とは異なり、MENTAの最大の特徴は「個人間契約」である点にあります。
これにより、メンティーは自分の目的や予算に合ったメンターを自由に探し、1対1のマンツーマンでのサポートを受けられるのです。
例えば、「Webサイト制作で詰まった部分だけ質問したい」といった単発の相談から、「未経験からエンジニア転職を目指すための長期的な伴走」まで、多種多様なニーズに応えるプランが用意されています。
現役で活躍するプロフェッショナルから直接指導を受けられるため、より実践的で現場に近い知識やスキルを効率的に学べるのが魅力でしょう。
MENTAの良い評判・口コミ
MENTAには、利用者から多くの肯定的な声が寄せられています。
メンターを探している側、メンターとして活動している側、それぞれの立場から見たメリットが評価されているようです。
ここでは、SNSや口コミサイトから集めたリアルな声をご紹介します。
メンターを探している人からの良い評判・口コミ
これらの口コミから、MENTAが単なる技術指導の場に留まらないことがわかります。
個々の学習進捗に合わせた柔軟なサポートや、学習意欲の維持、さらにはキャリアパスに関する相談まで、メンティーの一人ひとりの課題に寄り添った価値提供がなされているようです。
特に、現役のプロから現場のリアルな情報を得られる点は、独学者にとって大きな魅力と言えるでしょう。
メンターをしている人からの良い評判・口コミ
メンター側の口コミを見ると、収益化という側面に加え、「教えることを通じた自己成長」に価値を感じている人が多いことが分かります。
確かに、自分のスキルや経験を言語化し、他者に分かりやすく伝えるプロセスは、自身の理解を深める絶好の機会となります。
また、多様なメンティーとの出会いは、新たな視点や刺激をもたらし、本業にも良い影響を与えることがあるでしょう。
MENTAの悪い評判・口コミ
多くのメリットがある一方で、MENTAにはネガティブな評判や口コミも存在します。
個人間サービスならではの課題も見受けられますので、利用を検討する際は、これらの点も十分に理解しておく必要があります。
メンターを探している人からの悪い評判・口コミ
悪い口コミで目立つのは、「メンターとのミスマッチ」や「コミュニケーションの問題」です。
MENTAには、様々なスキルレベルや指導スタイルのメンターが在籍しているため、どうしても質にばらつきが生じます。
また、副業で活動しているメンターも多く、本業の都合で返信が遅れるケースもあるでしょう。
契約前にメンターの評価や返信率をしっかり確認し、可能であれば単発プランで相性を試してみるなどの対策が重要になります。
メンターをしている人からの悪い評判・口コミ
メンター側としては、「集客の難しさ」や「メンティーとの認識齟齬」といった課題が挙げられます。
MENTAはあくまでマッチングの場を提供するプラットフォームであり、集客は基本的に自分で行わなければなりません。
また、サポート範囲や連絡可能な時間帯などを事前に明記し、お互いの期待値をすり合わせることが、トラブルを避ける上で不可欠です。
MENTAを利用するメリット
評判や口コミを踏まえ、MENTAを利用するメリットをメンティー側とメンター側、それぞれの視点から整理してみましょう。
メンターを探している側(メンティー)のメリット
MENTAを利用するメンティー側のメリットとしては、主に以下のようなものがあります。
【プロから1対1で学べる】
現役のエンジニアやデザイナーなど、現場の第一線で活躍するプロから直接指導を受けられるため、書籍や動画教材だけでは得られない「実践的で生きた知識」を学ぶことが可能です。
【費用を抑えやすい】
プログラミングスクールならば数十万円の費用が必要になるのに対し、MENTAならば月額数千円〜数万円程度で抑えられる可能性があります。
必要な時に必要な分だけサポートを依頼できるため、コストパフォーマンスに優れています。
【学習内容を自由にカスタマイズできる】
決まったカリキュラムがないため、「ポートフォリオのレビューだけお願いしたい」「エラー解決を手伝ってほしい」など、自分の学習状況や目標に合わせて柔軟にサポート内容を決められます。
【モチベーションを維持しやすい】
独学で最も難しいのが、モチベーションの維持です。
定期的にメンターとコミュニケーションをとることで、学習の方向性を確認し、孤独を感じずに学習を継続しやすくなるでしょう。
メンター側のメリット
一方、メンターとして活動することにも多くの利点があります。
【スキルと経験を収益化できる】
自身の専門知識や実務経験を活かして、すきま時間に収入を得ることが可能です。
場所を選ばずにオンラインで完結できるため、本業との両立もしやすいです。
【教えることで学びが深まる】
人に何かを教えるためには、自分自身の知識を体系的に整理し、分かりやすく言語化する必要があります。
このプロセスを通じて、スキルの理解度が格段に深まります。
【自身の市場価値を確認できる】
自分のスキルが他者からどのような評価を受けるのか、どれくらいの価値があるのかを客観的に知る良い機会になります。
これは、キャリアを考える上での貴重な指標となるかもしれません。
【新たな人脈が広がる】
様々な目標を持つメンティーと関わることで、新たな視点や情報を得られます。予期せぬビジネスチャンスや協業に繋がる可能性もゼロではありません。
MENTAを利用するデメリット
光があれば影もあるように、MENTAにはデメリットも存在します。
この項目でも、メンティー側・メンター側双方の視点から見ていきましょう。
メンターを探している側(メンティー)のデメリット
メンティーがMENTAを利用する際に注意すべき点は、サービスの自由度の高さと表裏一体の関係にあります。
【メンターの質にばらつきがある】
MENTAでは、誰でもメンターとして登録できるため、指導スキルや経験値には個人差があります。
実績や評価を慎重に確認しないと、「お金を払ったのに期待外れだった」という結果になりかねません。
【学習の体系性が担保されない】
スクールのように網羅的なカリキュラムが用意されているわけではありません。
そのため、学習の全体像を自分で描き、主体的に質問していく姿勢が求められます。
受け身の姿勢では、成果を得にくいでしょう。
【相性の問題が発生する可能性がある】
スキルは高くても、人としての相性が合わないケースもあります。
コミュニケーションのスタイルや価値観が異なると、学習がストレスに感じてしまうかもしれません。
【自己解決能力が育ちにくい可能性】
すぐに質問できる環境は便利ですが、頼りすぎると自分で調べて解決する力が育ちにくくなる恐れもあります。
まずは自分で考える姿勢を忘れないことが重要です。
メンターのデメリット
メンター側にも、個人でビジネスを行うことと同様の難しさが伴います。
安定して活動するためには、いくつかの壁を乗り越える必要があります。
【集客は自分で行う必要がある】
登録しただけで自動的にメンティーが見つかるわけではありません。
魅力的なプロフィールを作成し、ブログやSNSで発信するなど、自分を売り込む努力が不可欠です。
【継続的な収入が不安定】
MENTAでの収入は、メンティーとの契約に依存します。
単発契約が多かったり、月額契約が継続しなかったりすると、収入は不安定になりがちです。
【コミュニケーションコストがかかる】
メンティーの課題を正確にヒアリングし、適切なアドバイスを行うには、相応のコミュニケーション能力と時間が必要です。
契約内容と報酬が見合っているか、慎重に判断しなければなりません。
【トラブルは基本的に自己責任】
メンティーとの間で万が一トラブルが発生した場合、プラットフォームが介入してくれる範囲には限界があります。
契約内容の不履行やコミュニケーション上の問題など、リスク管理は自分で行う意識が求められます。
MENTAの料金体系
この項目では、MENTAを利用する上で、メンターとメンティーそれぞれにかかる費用や、支払い・受け取りの方法について詳しく解説します。
メンター・メンティーにかかる手数料
MENTAでは、契約金額に対して、メンターとメンティーの双方に手数料が発生します。
メンターには、20%+消費税10%がかかるため、契約金額から22%が引かれます。
さらに、銀行振込手数料として300円がかかる形です。
ランサーズやクラウドワークスといった大手仲介サービスと比較すると、やや高めの手数料がかかる形です。
なお、教わる側であるメンティーにも、10%+消費税がかかるため、11%の手数料を払う必要があります。
メンティーの料金の支払い方法
メンティーがメンターに料金を支払う方法は非常にシンプルで、クレジットカードによるオンライン決済が可能です。
現在、MENTAで利用可能なクレジットカード決済は以下の通りです。
- VISA
- MasterCard
- American Express
- Diners Club
- JCB
上記のように、主要なクレジットカードに対応しており、オンラインで手軽に決済を完了させることができます。
支払いはプラン契約時に行われ、月額プランの場合は毎月自動で更新・決済される仕組みです。
メンターの報酬の受け取り方法
メンターが受け取る報酬は、一度MENTAのシステム上に売上として計上されます。
報酬の振り込み申請は、管理画面からいつでも可能となります。
ただし、振込手数料として300円がかかるため、ある程度報酬が貯まってから申請した方がコスパがよくなります。
MENTAの具体的な使い方
MENTAの仕組みを理解したところで、実際にどのように利用を開始するのか、メンティーとメンターそれぞれの立場から具体的なステップを解説します。
メンティーの場合
学びたいことがあるメンティーは、以下の4ステップでメンタリングを開始できます。
MENTAの公式サイトから、メールアドレスやSNSアカウントで簡単に登録します。
その後、学びたいことや自分のスキルレベルなどをプロフィールに記載しておくと、メンターから声をかけられることもあります。
「プログラミング」「デザイン」などのカテゴリや、キーワード検索で自分の目的に合ったメンターを探します。
評価、実績、返信率、プラン内容などを比較検討しましょう。
気になるメンターが見つかったら、契約前に「メッセージで相談」機能を使ってコンタクトを取ります。
自分の目標や課題を伝え、どのようなサポートが受けられそうかを確認しましょう。
この段階でのやり取りが、相性を見極める重要なポイントになります。
双方合意のもと、メンターが提示するプランを契約・決済します。
契約後は、チャットやビデオ通話など、プランで定められた方法でメンタリングがスタートします。
メンターの場合
スキルを教えたいメンターは、以下の4ステップで活動を開始します。
メンティー同様に会員登録後、最も重要なプロフィールを作成します。
これまでの経歴、実績、得意なこと、教えられることなどを具体的に、かつ魅力的に記載しましょう。
信頼性が伝わる顔写真やポートフォリオの登録も効果的です。
サポート内容、期間(単発・月額)、料金、サポート方法(チャット、ビデオ通話の回数など)を具体的に定めた「プラン」を作成します。初心者向け、中級者向けなど、ターゲットを明確にしたプランを複数用意するのも良いでしょう。
メンティーから相談メッセージが届いたら、迅速かつ丁寧に対応します。また、メンティーが「こんなスキルを教えてくれる人を探しています」と投稿する「募集」機能もあるため、自分から積極的に提案することも可能です。
メンティーがプランに納得すれば契約成立です。契約内容に沿って、誠実にサポートを提供しましょう。質の高いメンタリングを提供し、良い評価を得ることが、次の契約に繋がっていきます。
メンターによる伴走で結果が出ない場合はプログラミングスクールの利用も検討すべき
MENTAは素晴らしいサービスですが、万能ではありません。
特に、プログラミング学習の場合は「自走力」が求められるため、学習の進め方自体に不安がある方や、手厚いサポートを期待する方には不向きな場合もあります。
もしMENTAを利用しても「何を質問すれば良いか分からない」「学習計画を立てられない」といった状況に陥ってしまうなら、プログラミングスクールの利用を検討するのも一つの賢明な選択です。
MENTAよりも費用はかかりますが、その分体系的なプログラミング学習ができたり、エンジニア転職の際に必要となるポートフォリオの質が高まったりするといったメリットがあります。
したがって、確実にエンジニアとして転職したいという場合は、プログラミングスクールの利用も検討した方がよいでしょう。

まとめ
以上、スキルシェアサービスである「MENTA」の良い評判・悪い評判や、具体的な使い方、料金体系、メリット・デメリットなどを詳しく解説してきました。
MENTAは、主体的に学習を進める意欲があり、現役のプロから実践的なアドバイスを受けたい方にとって、非常にコストパフォーマンスの高い優れたサービスです。
「あくまで独学でいきたい」という方には最適なサービスでしょう。
一方で、メンターの質や相性にはばらつきがありますし、教えてもらえるスキルにも限りがありますので、よりベストな学習を目指すのならば、プログラミングスクールの利用も検討することをおすすめします。