「高額な料金を払って後悔しないだろうか?」
国内最大級のプログラミングスクールとして高い知名度を誇るテックキャンプですが、インターネット上では「やばい」「ひどい」といったネガティブな評判も散見されるため、上記のような不安を抱えている人もいるでしょう。
テックキャンプに対し、なぜこのようなネガティブな声が上がるのでしょうか。
この記事では、テックキャンプが「やばい」と言われる理由や、その他の悪い評判、逆に良い評判、スクールとしての特徴などについて、詳しく解説していきます。
受講を検討している方は、是非参考にしてください。
【本記事の信頼性】
- 執筆者は元エンジニア
- 大手プログラミングスクールのWebディレクター兼ライターを経験
- 自らも地元密着型のプログラミングスクールを運営
プログラミングスクール
■Webエンジニアの育成に特化 ■自社開発企業への転職成功率がダントツ ■ハイスキルを求める人に最適 |
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■サポートは半永久的 ■単価80万円以上の講師陣 ■AWSやJavaに強い |
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■受講料完全無料 ■最短1か月で卒業 ■教室への通学も可能 |
テックキャンプが「やばい」「ひどい」と言われる理由
テックキャンプの評判を調べると、どうしてもネガティブな意見が目につくことがあります。
しかし、それらの評判が生まれた背景には、いくつかの理由が存在します。
過去の出来事から現在のサービスに対するものまで、「テックキャンプはやばい」と言われる主な理由を紹介していきます。
創業者「マコなり社長」の行動や言動でたびたび炎上した
テックキャンプの評判を語る上で、創業者である「マコなり社長」こと真子就有(まこ ゆきなり)氏の存在は無視できません。
彼は人気ビジネス系YouTuberとしても知られており、その強い発信力でテックキャンプの知名度を大きく向上させました。
しかし、その一方で、過去には彼の言動・行動やサービスに関する急な方針変更が、たびたびインターネット上で炎上する事態を引き起こしたのです。
例えば、大量リストラの直後に「MacBook無料配布キャンペーン」を行なった件は有名です。
大事な人材を切り捨てた後に、コストのかかる大規模なキャンペーンを実施したことでかなり炎上しました。
その他、マコなり社長がYouTubeで批判を浴びるような発言をたびたび行なったり、内容の薄い教材を高額で販売したりと、いろいろ「やらかした」ことで、一時テックキャンプはかなり炎上のイメージがついてしまったのです。
講師のレベルが低かった
過去のテックキャンプでは、「講師のほとんどが実務経験のない卒業生であるためレベルが低い」という批判がありました。
確かに、サービスが急拡大していた時期には、講師(メンター)の供給が追いつかず、卒業して間もない人材をアルバイトとして採用するケースも多かったようです。
実務経験豊富なエンジニアから直接指導を受けたい受講生にとって、この点は不満を感じる大きな要因だったと考えられます。
この批判を受け、テックキャンプは改善を図っています。
現在では、講師に対しての教育・研修を徹底し、「教えるプロ」としての育成を欠かしていません。
また、難易度が高くなる「学習の後半」では、熟練の講師に担当させるなどの工夫も行なっています。
当時は就職できない卒業生も多かった
「テックキャンプを卒業しても就職できない」という声も、「やばい」と言われる理由の一つです。
特に、プログラミングスクールが急増し始めた時期や、新型コロナウイルスの影響でIT業界の求人が一時的に減少したタイミングでは、未経験からの転職活動が難航するケースが実際にありました。
受講すれば誰もが簡単に人気企業へ転職できるわけではなく、本人の努力や学習の習熟度が大きく影響するのは事実です。
しかし、テックキャンプは業界トップクラスのキャリアサポート体制を構築することで、この課題に対応してきました。
そのため、2025年時点では、転職成功率は99%という非常に高い水準を維持しています。
テックキャンプの悪い評判・口コミ
どのようなサービスにも、メリットとデメリットが存在します。
ここでは、テックキャンプに関するネガティブな評判や口コミをSNSや口コミサイトから集め、その内容を紹介していきます。
受講を検討する上で、悪い評判もしっかり確かめるべきなので、目を背けずにチェックしておきましょう。
全体的に受講料が高い
これらの口コミからわかるように、テックキャンプの受講料は決して安くありません。
特に、学習に専念する「短期集中スタイル」では、一括払いだと877,800円となります。
この金額は、他の多くのプログラミングスクールと比較しても高価格帯に位置づけられるでしょう。
ただし、後述するように、テックキャンプは国の「教育訓練給付制度」の対象講座を設けているため、最大80%の給付をハローワークから受けられます。
したがって、実質的には20万円台まで受講料が下がります。
料金の高さを指摘する声は多いものの、この給付金制度の存在を知らずに評価しているケースも少なくないのかもしれません。
講師の質にバラつきがある
講師(メンター)の質に関するバラつきは、多くの教育サービスで聞かれる課題であり、テックキャンプも例外ではないようです。
テックキャンプは、マンツーマンのサポート体制を強みとしている分、担当するメンターのスキルや人柄によって、学習の効率や満足度が左右される可能性があります。
もし担当メンターとの相性が良くないと感じた場合には、運営に相談することで交代を検討してもらえるので、早めに相談した方がよいでしょう。
テックキャンプの良い評判・口コミ
ネガティブな評判がある一方で、テックキャンプには多くの受講生から高い評価を得ている側面もあります。
ここでは、ポジティブな評判や口コミに焦点を当て、テックキャンプが選ばれる理由を紹介していきます。
受講料は高いが給付金が使えるので実質安く済む
前述の悪い評判で「受講料が高い」という声がありましたが、それを覆すのが「教育訓練給付制度」の存在です。
テックキャンプの主要なコースは、厚生労働省が指定する「専門実践教育訓練給付制度」の対象講座となります。
また、経済産業省の「第四次産業革命スキル習得講座」の認定も受けているため、条件を満たせば、最大で80%(上限64万円)が給付金として支給されます。
したがって、実質負担額は大幅に減るため、コストパフォーマンスは非常に高いと言えるでしょう。
卒業後もキャリアサポートが継続する
テックキャンプの大きな強みの一つが、卒業後のキャリアサポートの継続性です。
多くのプログラミングスクールでは、卒業後にサポートの期限があるのに対し、テックキャンプでは、受講生が転職先を決定するまで、期間の定めなくキャリア支援を継続してくれます。
具体的には、専属のキャリアアドバイザーによる自己分析のサポート、履歴書・職務経歴書の添削、模擬面接、求人紹介などを無期限で受けることが可能です。
転職活動は必ずしもスムーズに進むとは限らないため、焦らずに自分のペースで活動を進められるこの制度は、受講生にとって非常に大きな安心材料となるでしょう。
転職保証が手厚い
テックキャンプは、受講生のリスクを最小限に抑えるための手厚い「転職保証制度」を用意しています。
これは、所定の条件を満たして学習と転職活動を行ったにもかかわらず、内定が出なかった場合に、支払った受講料を全額返金するという制度です。
高額な受講料を支払う側にとって、学習後のキャリアが保証されないことは大きな不安要素となります。
この返金保証は、万が一の結果に備えられるだけでなく、「それだけ転職実績に自信がある」というスクール側の意思表示とも受け取れます。
特に、39歳までという幅広い年齢を保証の対象としている点は、他のスクールと比較しても優れており、キャリアチェンジを目指す30代にとって強力な後押しとなる制度です。
学習や転職活動をマンツーマンでサポートしてくれる
テックキャンプのサポート体制は、学習とキャリアの両面でマンツーマン形式を採用しているのが特徴です。
学習面では、受講生一人ひとりに専属の「ライフコーチ」がつき、日々の学習計画の立案や進捗管理、モチベーションの維持までをサポートします。
プログラミング学習の挫折率は非常に高いと言われていますが、この伴走型のサポートによって、学習を継続しやすくなっています。
また、キャリア面では専属の「キャリアアドバイザー」が徹底的に自己分析をサポートし、個々の強みや志向に合わせたキャリアプランを一緒に設計してくれます。
このように、学習開始から転職成功までを一気通貫でパーソナルに支援する体制が、高い転職成功率を生み出す原動力となっているのです。
テックキャンプの特徴
画像引用:https://tech-camp.in/briefings/online_counseling_af
テックキャンプには、他のプログラミングスクールとは一線を画す独自の特徴がいくつかあります。
ここでは、主な4つの特徴を解説し、どのようなサービスを提供しているのかを具体的に見ていきましょう。
給付金対象講座は最大80%OFF
前述の良い評判でも触れましたが、テックキャンプのコースは、厚生労働省の「専門実践教育訓練給付制度」の対象講座に認定されています。
さらに、経済産業省の「第四次産業革命スキル習得講座」の認定も受けているため、最大で80%の給付を受けることが可能です。
これらの制度を利用するためには条件があるものの、雇用保険の加入期間などの要件を満たす会社員の方であれば、多くの場合対象となります。
高額な受講料がネックで受講をためらっている人にとって、この制度は非常に大きなメリットだと言えるでしょう。
自分が給付金の対象になるかどうかは、ハローワークの教育訓練給付制度のページで確認できます。
39歳まで転職保証がつく
多くのプログラミングスクールが提供する転職保証制度には、20代まで、あるいは30代前半までといった年齢制限が設けられているのが一般的です。
その中で、テックキャンプは39歳までの方を転職保証の対象としています。
IT業界は比較的若い人材が求められる傾向にありますが、30代でキャリアチェンジを考える人も少なくありません。
30代後半になると、未経験からの転職難易度は上がりますが、テックキャンプは30代後半の転職にも実績と自信を持っていることの表れといえるでしょう。
人生100年時代において、30代からの新たなキャリア構築を目指す人にとって、この手厚い年齢条件は非常に心強いサポートとなります。
未経験者向けのサポートが手厚い
プログラミング完全未経験者を、ITエンジニアとして育成するためのサポート体制が非常に充実している点も、テックキャンプの特徴です。
実際に、受講生の97%が未経験から学習をスタートしています。
未経験から学習してエンジニア転職を実現する。
それを実現しているのが、専門家が監修した独自の学習カリキュラムです。
未経験者がつまずきやすいポイントを徹底的に分析し、挫折することなく段階的にスキルを習得できるよう設計されています。
さらに、学習を支えるパーソナルサポートも手厚いです。
受講生一人ひとりに、学習の進捗管理やモチベーション維持を担う「ライフコーチ」と、転職活動を専門に支援する「キャリアアドバイザー」がつきます。
独学では難しい学習計画の立案や、孤独感からくる学習意欲の低下といった問題を、この伴走型のサポートで解決してくれるのです。
毎日14:00~22:00で質問し放題
プログラミング学習では、エラーの解決や概念の理解につまずくことが日常茶飯事です。
独学では、一つのエラー解決に何時間もかかってしまい、挫折の大きな原因となります。
テックキャンプでは、この問題を解決するために、毎日14時から22時までの間、オンラインで待機している講師にいつでも質問できる体制を整えています。
この時間内であれば、回数無制限で質問が可能です。
すぐに疑問を解消できる環境は、学習効率を飛躍的に高めます。
特に、日中は仕事をしている社会人の方でも、退勤後の時間帯に集中して学習し、分からない点をすぐに解決できるため、学習をスムーズに進めることができるでしょう。
テックキャンプの受講コースと受講料金
テックキャンプでは、「●●コース」という名称で複数の受講コースがあるわけではありません。
2つの学習タイプがありますが、学ぶ内容は同じで、主に以下のような内容を学習します。
- HTML/CSS
- JavaScript
- Github
- Ruby on Rails
- AWS
- SQL
- サービス設計
なお、詳しいカリキュラムについては、テックキャンプ公式サイトに掲載されているので、気になる方はご確認ください。
学習スタイルは「夜間・休日スタイル」と「短期集中スタイル」に分かれており、それぞれ以下のような特徴があります。
夜間・休日スタイル
夜間・休日スタイルは、現在の仕事を続けながら、もしくは学業と両立しながらプログラミング学習を進めたい方向けのコースです。
学習期間は半年に設定されており、平日の夜や週末の時間を活用して、無理のないペースでカリキュラムをこなしていきます。
一括払いならば「877,800円」、月々の分割払いならば「43,800円~」と、短期集中スタイルに比べて総額は高くなりますが、働きながらでも学習できるのが大きなメリットです。
もちろん、こちらのスタイルも教育訓練給付制度の対象となるため、条件を満たせば実質負担額を大幅に抑え、「実質237,800円」で受講することが可能です。
自己管理能力と、半年間学習を継続する強い意志が求められますが、現在の生活を維持しつつキャリアチェンジを目指せる現実的な選択肢といえるでしょう。
短期集中スタイル
短期集中スタイルは、10週間という短期間で集中的に学習し、最短でのエンジニア転職を目指すコースです。
学習に専念できる環境が必要となりますが、その分、圧倒的なスピードでスキルを習得できます。
期間が短い分、一括払いなら「657,800円」、月々の分割払いなら「19,600円~」と、夜間・休日スタイルより安く設定されています。
なお、給付金適用後の実質負担額は「131,560円」となります。
離職中の方や、転職活動に専念できる方など、時間に余裕のある場合におすすめコースですので、「短期間で人生を変えたい」という強い覚悟があるならば、このコースを選ぶことで、密度の濃い学習を経て素早いキャリアチェンジを実現できる可能性が高いでしょう。
テックキャンプに向いている人の特徴
数あるプログラミングスクールの中からテックキャンプを選ぶべきなのは、どのような人なのか気になる方も多いでしょう。
以下に、テックキャンプに向いている人の特徴をまとめました。
- プログラミング完全未経験で、挫折するのが不安な人
- 30代から未経験でIT業界へのキャリアチェンジを目指している人
- 学習の進捗管理やモチベーション維持を誰かにサポートしてほしい人
- 国の給付金制度を利用して、お得に学習したい人
- 転職できなかった場合のリスクを最小限に抑えたい人
これらの特徴に当てはまる方は、テックキャンプの手厚いサポート体制や保証制度の恩恵を最大限に受けることができるでしょう。
テックキャンプに向いていない人の特徴
一方で、以下のような特徴を持つ人にとっては、テックキャンプは最適とは言えないかもしれません。
- 給付金を利用できない人
- 転職目的ではなく、純粋な教養としてプログラミングを学びたい人
- 40歳以上で、転職保証制度の利用を前提としている人
- カリキュラムに縛られず、自分の好きな技術を自由に学びたい人
自分の力で学習計画を立てて実行できる方や、より安価なサービスを求めている方は、他のスクールや学習プラットフォームを検討する方が、満足度が高い可能性があります。
テックキャンプを受講するまでの流れ
テックキャンプの受講を検討し始めてから、実際に学習を開始するまでの基本的な流れは以下の通りです。
-
【無料カウンセリングに参加】
予約した日時に、オンラインでカウンセリングを受けます。
専門のカウンセラーが、サービス内容やキャリアプランについて詳しく説明してくれますので、不安な点や疑問点は、この機会に全て質問しておきましょう。
無理な勧誘はありません。 -
【申し込み・支払い】
受講を決めたら、正式に申し込み手続きを行います。
教育訓練給付制度を利用する場合は、この段階でハローワークでの手続きも進める必要がありますので、申請の手順等がよくわからなければ、無料カウンセリングの時に質問してみてください。 -
【事前学習・学習開始】
申し込みが完了すると、受講開始を待たずに事前学習用の教材が提供されることがあります。
そして、受講開始日になったら、いよいよ本格的な学習がスタートします。
テックキャンプに関するよくある質問
最後に、テックキャンプに関して多くの人が抱く疑問について、Q&A形式で回答します。
卒業しても就職できないという噂は本当?
転職成功率99%という高い実績が示す通り、ほとんどの受講生は就職・転職に成功しています。
しかし、100%ではないのも事実です。
テックキャンプはあくまで学習と転職活動を強力にサポートする場であり、最終的に内定を勝ち取るには本人の努力が不可欠です。
働きながら学習することもできる?
はい、可能です。
「夜間・休日スタイル」は、まさに働きながら学習を進める社会人向けに設計されたコースです。
平日の夜や土日の時間を活用して、半年間かけてじっくりと学習を進めることができます。
通学もできる?
かつてのテックキャンプは、渋谷にある教室への通学も可能でした。
しかし、2024年10月に渋谷校が閉鎖となってしまい、現在のテックキャンプは完全オンライン型のプログラミングスクールとなっています。
返金制度はある?
はい、テックキャンプには2種類の返金制度が用意されています。
- 転職返金保証:所定の条件を満たして学習と転職活動を行ったにも関わらず、内定が出なかった場合に受講料が全額返金されます
- 14日間無条件返金保証:受講開始から14日以内であれば、理由を問わず受講料の全額返金を申請できます
これらの制度により、受講生はリスクを抑えて学習に挑戦することができます。
まとめ
以上、「テックキャンプはやばい」と言われていた理由や、テックキャンプに関する良い評判・悪い評判、スクールとしての特徴などについて解説してきました。
「やばい」という評判には、創業者の過去の炎上や、サービス初期の課題が影響している部分も大きいことが分かりました。
しかし、2025年現在のテックキャンプは、そうした批判を乗り越え、業界トップクラスの手厚いサポート体制を築いています。
最終的には、自分の目と耳で確認するのが一番ですので、テックキャンプが気になる方は、公式サイトから無料カウンセリングに申し込んでみるとよいでしょう。