ITエンジニアは高年収の傾向にあり、将来性も非常に高いことから、上記のように「初心者の状態からエンジニアになりたい」と考えている人も非常に多い状況です。
エンジニアになるための方法として選択肢に挙がることが多いのが、「プログラミングスクールに通って勉強する」というものです。
高額な料金がかかるものの、エンジニアになるための費用と考えれば決して高くはないと考える人も多く、スクールに入会する人は年々増えています。
そこでこの記事では、「初心者に最適なスクールはどこか?」という部分に焦点を当て、徹底的に厳選し、あえて「5つ」のみに絞り込んで紹介していきます。
よく、「20選」「30選」といったプログラミングスクールのおすすめ記事がありますが、そこまで多いと「結局どこを選んでいいかわからない」となってしまいがちです。
そうならないよう、5つまで絞り込みましたので、是非参考にしてください。
【本記事の信頼性】
- 執筆者は元エンジニア
- 大手プログラミングスクールのWebディレクター兼ライターを経験
- 自らも地元密着型のプログラミングスクールを運営
【厳選】初心者におすすめできる5つのプログラミングスクール
プログラミング学習を始めたい初心者の方にとって、数多く存在するスクールの中から最適なものを選ぶのは至難の業でしょう。
したがって、スクール選びで迷子にならないよう、「受講生の口コミ」「転職実績」「学習サポートの質」「挫折しづらさ」などを徹底調査し、特に初心者の方におすすめできるスクールを「5つ」まで厳選しています。
是非、比較してみてください。
RUNTEQ
画像引用:https://runteq.jp/
コース名 | Webエンジニア転職コース(Ruby on Rails専攻) |
料金 | 550,000円(税込) |
学習期間 | 5ヶ月〜9ヶ月 |
学習できる言語 | Ruby、Ruby on Rails、JavaScript、HTML/CSS |
コースの特徴 | ■1,000時間の実践的カリキュラム ■専門実践教育訓練給付制度対象 |
RUNTEQは、「超実践型オンラインプログラミングスクール」として、未経験から現場で即戦力として活躍できるエンジニアを育成しています。
受講料金は550,000円(税込)で、最短受講期間は5ヶ月、働きながら学習する方は9ヶ月での受講が可能となっています。
最大の特徴は、1,000時間の学習プログラムによる圧倒的な学習量です。
単なるプログラミングスキルだけでなく、自走力や一人で開発できる総合力を身につけられる点が評価されています。
専門実践教育訓練給付制度を利用すれば、受講料金の最大70%が支給されるため、条件を満たす方はかなりお得に受講可能です。
また、早期申し込みで最大5万円の割引も受けられます。
現役エンジニア講師による質の高いレビューと、活発なコミュニティによって挫折リスクも低いので、高いスキルを身に付けたいと考えている初心者の方には特におすすめのプログラミングスクールです。

RaiseTech
画像引用:https://raise-tech.net/
コース名 | ■AWSフルコース ■Javaフルコース ■デザインコース ■WordPress副業コース |
料金 | 498,000円(税込) ※学割の場合は288,000円 (税込) |
学習期間 | 4ヶ月 |
学習できる言語 | Java、AWS、JavaScript、HTML/CSS |
コースの特徴 | ■現場主義の実践カリキュラム ■無期限サポート |
RaiseTech(レイズテック)は、最速で「稼げる」エンジニアになるための、実践的なWebエンジニアリングスクールとして運営されています。
受講料は税込みで498,000円となっており、プログラミングスクールの中では比較的リーズナブルな価格設定です。
月単価80万円以上の現役講師が、今求められている技術を教えるという現場主義を徹底しており、実際の開発現場で使われている最新技術を学べることが大きな魅力です。
最大の特徴は「半永久的なサポート体制」で、稼げるようになるまでしっかり支えてくれるという点でしょう。
チャットでの質疑応答は、内容も期間も無制限、授業も無期限で受けられるため、自分のペースでじっくり学習を進められます。
また、転職サポートも無期限で提供されており、卒業後も安心してキャリアアップを目指せる環境が整っています。

テックブースト
画像引用:https://tech-boost.jp/
コース名 | ■スタンダードコース ■ブーストコース ■AIコース |
料金 | 月額6,500円~32,780円 ※別途入学金として126,500円〜408,320円(コースによる) |
学習期間 | 3ヶ月〜最大12ヶ月 |
学習できる言語 | Ruby、PHP、Java、JavaScript、HTML/CSS |
コースの特徴 | ■月額制料金システム ■専門実践教育訓練給付制度対象 |
tech boost(テックブースト)は、未経験からフリーランスエンジニアを目指すためのプログラミングスクールとして、独特の料金システムを採用しています。
最安で月額6,500円から、tech boostのサポートをフルで活用しても月額15,100円で受講可能な月額制システムが特徴的です。
「NSBラーニング」という学習方法を取り入れており、学習効率が高いのが大きなメリット。
「短時間で効率的な学習をするための科学的根拠を持ったtech boostオリジナルの学習方法」により、忙しい社会人でも効果的に学習を進められます。
コースは「スタンダードコース」「ブーストコース」「AIコース」の3つから選択可能で、完全オリジナルWebアプリケーションを0ベースで作り上げることができます。
初心者の状態からフリーランスを目指したい方や、転職でキャリアを高めて行きたい方に特におすすめのスクールです。
また、専門実践教育訓練給付制度の対象講座を提供しているので、一定の条件を満たすことで国から受講料の最大70%の支給が受けられます。

RareTECH
画像引用:https://raretech.site/
コース名 | ■基本希少型コース ■完全希少型コース |
料金 | 960,000円〜1,320,000円(税込) |
学習期間 | 1年〜2年 |
学習できる言語 | Python、JavaScript、インフラ、セキュリティ、AI |
コースの特徴 | ■希少型エンジニア育成 ■500ステップカリキュラム |
RareTECH(レアテック)は、「未経験から2年で希少型エンジニアへ」を掲げる、希少型エンジニア育成専門のITスクールです。
総額1,320,000円(税込)という高額な料金設定ながら、他のスクールにはない独自性の高いカリキュラムを提供しています。
1日1ステップで学習を進め、1年半でIT基礎を網羅するステップ型のカリキュラムで、基礎から始めて500ステップが終了する頃には「高度資格が取れるレベル」に到達可能です。
単なるプログラミングスキルではなく、インフラやセキュリティ、AI、アーキテクティングなど、IT分野の知識・スキルを包括的に身につけることを目標としています。
また、実務で必要な開発経験を積み、就職活動時に使えるポートフォリオ作成も可能になります。
注目すべきは、プログラミング初心者の方でも安心して参加できる臨場感のあるリアルタイム授業や、3〜5人のチーム対抗のハッカソンが定期的に開催される点です。
料金は高額ですが、年収1,000万円以上を目指せる希少価値の高いエンジニアになりたい方には価値のある自己投資となるでしょう。

ポテパンキャンプ
画像引用:https://camp.potepan.com/
コース名 | Railsキャリアコース |
料金 | 440,000円(税込) |
学習期間 | 5ヶ月 |
学習できる言語 | Ruby、Ruby on Rails、JavaScript、HTML/CSS |
コースの特徴 | ■Web系企業転職特化 ■AIサポート搭載 |
ポテパンキャンプは、「未経験からのWebエンジニア輩出率No.1プログラミングスクール」として、Web系企業への転職に特化したカリキュラムを提供しています。
受講料金は44万円(税込)で、プログラミングスクールの中でも比較的料金は安めです。
最新の特徴として、今までは講師に対して直接質問していたような内容が、気になる部分を選択するだけですぐにAIに質問して解決できる「AI搭載の学習システム」が導入されたことです。
また転職面についても、2,700社以上のエンジニア採用企業と取引しているポテパンだからこそ、卒業生向けの求人を豊富にご紹介することが可能となっています。
開発経験を積める企業のみと提携しているため、転職後の成長も期待できます。

初心者がプログラミングスクールを選ぶ時に注意すべきこと
プログラミングスクール選びで失敗しないためには、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。
以下の5つの観点から、慎重に検討しましょう。
学びたい言語があるか
プログラミング言語によって、将来できる仕事や転職先の選択肢が大きく変わります。
- Web開発 ⇒ RubyやJavaScript
- スマホアプリ開発 ⇒ SwiftやKotlin
- AI開発 ⇒ Python
このように、目的に応じて最適なプログラミング言語は異なるのです。
まずは自分がどのような分野で活躍したいかを明確にし、その目標に合致した言語を学べるスクールを選ぶことが重要でしょう。
人気だからという理由だけで言語を選ぶと、後で方向転換が必要になる可能性があります。
現在の求人市場では、Web系企業ではRuby on Railsの需要が高く、大手企業やSIerではJavaが重宝される傾向にあります。
まだどの言語を学ぶか決めていない初心者の方は、就職先の選択肢が広がりやすいこれらの言語から始めてもよいかもしれません。
受講料金が相場から外れていないか
プログラミングスクールの受講料金は、数万円から100万円を超えるものまで幅広く存在します。
一般的な相場は40万円〜60万円程度ですが、極端に安いスクールや高額なスクールには注意が必要です。
安すぎるスクールの場合、教材の質が低い、サポートが不十分、講師の質に問題があるといったリスクが考えられます。
一方で、必要以上に高額なスクールでは、料金に見合った価値を提供していない可能性もあるでしょう。
重要なのは、料金とサービス内容のバランスを見極めることです。
また、専門実践教育訓練給付制度やリスキリング支援事業などの給付金制度を活用すれば、実質的な負担を大幅に軽減できる場合もあります。
講師は現役エンジニアか
プログラミングスクールの講師が現役エンジニアかどうかは、学習の質に直結する重要な要素です。
現役エンジニア講師であれば、最新の技術動向や実際の現場で求められるスキルを教えてもらえます。
逆に、プログラミング経験が浅い講師や、現場を離れて長い期間が経過している講師の場合、古い知識や実用性の低い内容を教えられる可能性があります。
特に変化の激しいIT業界において、この差は非常に大きいといえるでしょう。
スクール選びの際は、講師のプロフィールや経歴を確認し、現在も現場で活躍している現役エンジニアが指導を行っているかチェックしましょう。
無料カウンセリングで講師について質問するのも効果的です。
コミュニティが充実しているか
プログラミング学習は一人で黙々と進めることが多く、挫折しやすい側面があります。
そのため、同じ目標を持つ仲間と交流できるコミュニティの存在は、学習継続のモチベーション維持に大きな影響を与えます。
活発なコミュニティがあるスクールでは、受講生同士で質問し合ったり、学習の進捗を共有したり、転職活動の情報交換を行ったりできるでしょう。
また、卒業後も継続的に関係を維持できる人脈作りの場としても機能します。
オンライン掲示板、チャットツール、定期的な懇親会やイベントなど、コミュニティ活動の充実度も事前にチェックしておくことをおすすめします。
一人では続かない学習も、仲間がいることで乗り越えられることが多いものです。
ポートフォリオ作成支援はあるか
未経験からエンジニアを目指す場合、転職活動でのアピール材料として高品質なポートフォリオの存在は欠かせません。
技術力を可視化できる作品があることで、面接での評価が大きく変わります。
優良なプログラミングスクールでは、単に課題をこなすだけでなく、オリジナルアプリケーションの開発指導や、ポートフォリオの添削サービスを提供しています。
現役エンジニア目線でのレビューを受けられれば、より魅力的な作品に仕上げることができるでしょう。
また、GitHub等での作品公開方法や、技術的な説明の書き方まで指導してくれるスクールであれば、転職活動をより有利に進められます。
ポートフォリオ作成支援の有無と質は、必ず確認しておきたいポイントです。
初心者がプログラミングスクールを利用するメリット
独学でのプログラミング学習と比較して、スクールを利用することで得られる具体的なメリットを解説します。
主に、以下のようなメリットがあります。
- 抜け漏れのないプログラミング学習ができる
- 短期間で高いスキルが身に付きやすい
- 転職支援を受けられることが多い
抜け漏れのないプログラミング学習ができる
独学の場合、何を学べばよいかわからず、重要な基礎知識を飛ばしてしまったり、逆に不要な内容に時間を費やしてしまったりすることがよくあります。
プログラミングスクールでは、現場で必要なスキルを体系的に学べるカリキュラムが用意されているため、効率的かつ確実に実力を身につけられるでしょう。
特に初心者の場合、プログラミングの全体像を把握するのが困難で、どこから手をつければよいかわからないことが多いものです。
スクールのカリキュラムは、基礎から応用まで段階的に学習できるよう設計されており、迷うことなく学習を進められます。
また、現役エンジニアが監修したカリキュラムであれば、実際の開発現場で求められるスキルに重点を置いた内容になっているため、転職後にも即戦力として活躍できる実力が身につくでしょう。
短期間で高いスキルが身に付きやすい
プログラミングスクールの多くは、3ヶ月〜1年程度の集中的な学習期間を設けています。
この期間中は、プログラミング学習に専念できる環境が整っており、独学よりもはるかに効率的にスキルアップが可能です。
まず、疑問点があった際にすぐに講師に質問できる環境があることで、つまずいて立ち止まる時間を最小限に抑えられます。
独学では数時間悩んでしまうような問題も、講師に聞けば数分で解決することが珍しくありません。
それに、同期の受講生との切磋琢磨により、学習のモチベーションを高く保ちやすい環境も重要です。
一人では挫折してしまいがちな難しい課題も、仲間がいることで乗り越えられることが多いでしょう。
転職支援を受けられることが多い
多くのプログラミングスクールでは、技術的な学習だけでなく、転職活動をサポートする体制が整っています。
履歴書や職務経歴書の添削、面接対策、企業紹介など、包括的な支援を受けられることが大きなメリットです。
特に未経験からの転職活動では、どのような企業が未経験者を積極的に採用しているか、どのようにアピールすれば良いかといった情報が重要になります。
スクールの転職支援チームは、これらの情報を豊富に持っており、効果的なアドバイスを提供してくれるでしょう。
そして、スクールと提携している企業への紹介や、卒業生が在籍する企業からの求人情報など、一般的な転職サイトでは得られない情報にアクセスできることも多いです。
これにより、より良い条件での転職が実現しやすくなります。
受講料金は高額だが「自己投資」と考えられる人にはスクールの利用がベスト
プログラミングスクールの受講料金は決して安くありません。
しかし、エンジニアという職業の将来性と年収アップの可能性を考慮すれば、十分に投資価値のある選択といえるでしょう。
経済産業省の調査によると、IT人材の平均年収は他業種と比較して高い水準にあり、スキルや経験に応じて大幅な年収アップが期待できます。
プログラミングスクールの受講料金を1年程度で回収できるケースも珍しくありません。
また、エンジニアは時代の変化に左右されにくく、将来性の高い職種です。
AI技術の発展により、一部の業務は自動化されるものの、システムを設計・開発・運用できるエンジニアの需要は今後も継続的に高まると予想されています。
ただし、スクールに通ったからといって自動的にスキルが身につくわけではありません。
主体的に学習に取り組み、継続的にスキルアップを図る意欲がある方にとって、プログラミングスクールは最高の投資先となるでしょう。
給付金制度を活用すれば実質的な負担も大幅に軽減できるため、条件を満たす方は積極的に検討することをおすすめします。
まとめ
以上、初心者におすすめのプログラミングスクールを5つ厳選して紹介しつつ、スクール選びのポイントについても解説してきました。
おすすめのスクールについてまとめますと、以下のようになります。
- 高いスキルを短期間で習得してWebエンジニアになりたい ⇒ RUNTEQ
- サポート体制の充実度を第一に選びたい ⇒ RaiseTech
- 初心者からいきなりフリーランスを目指したい ⇒ テックブースト
- 簡単に替えのきかない希少な高年収エンジニアになりたい ⇒ RareTECH
- 未経験から転職支援を受けながらWebエンジニアになりたい ⇒ ポテパンキャンプ
上記はざっくりとした目安ですので、あとはじっくりと各公式サイトを比較し、自分にマッチしたスクールと巡り会っていただければと思います。