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Ruby on Railsは何ができる?実際に作れるもの6選や事例を紹介

Ruby on Railsは何ができる?実際に作れるもの6選や事例を紹介 プログラミング言語

Web開発の世界に足を踏み入れると、必ずと言っていいほど耳にする「Ruby on Rails」。
多くのエンジニアに支持されていますが、これから学習を始める方にとっては、「一体何ができて、どんなものが作れるの?」と疑問に思うことも多いでしょう。

そこでこの記事では、Ruby on Railsでできることや作れるものについて解説しつつ、実際の開発事例も紹介していきます。

【本記事の信頼性】

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  • 大手プログラミングスクールのWebディレクター兼ライターを経験
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そもそもRuby on Railsとは

そもそもRuby on Railsとは

「Ruby on Rails(ルビー・オン・レイルズ)」という言葉を聞いたことはあっても、それが一体何なのか、どんな役割を果たすのか、いまいちわからないという方も少なくないでしょう。

ここでは、Web開発の世界で非常に人気の高いRuby on Railsの基本的な概念について解説します。

Ruby on Railsはフレームワーク

Ruby on Rails(以下、Rails)は、プログラミング言語ではなく「フレームワーク」と呼ばれるものです。

フレームワークを簡単に例えるなら、「家の骨組み」や「料理キット」のようなものだと考えてください。

家を建てる際に、ゼロから木材を切って釘を打つのではなく、あらかじめ用意された骨組みを使えば、効率的に作業を進められます。
同様に、Webアプリケーションを開発する際にも、ユーザー認証やデータベースとの連携など、多くのサービスで共通して必要となる機能があります。

Railsには、そうした基本的な機能や開発の土台となる構造が予め用意されています。

そのため、開発者は面倒な共通部分の構築に時間を費やすことなく、そのサービス独自の本質的な機能開発に集中できるのです。

特に、Railsは「MVCアーキテクチャ」という設計思想に基づいており、プログラムの役割を「Model(データ処理)」「View(画面表示)」「Controller(両者の橋渡し)」に分割して開発を進めます。

この仕組みにより、コードが整理され、見通しが良く、メンテナンスしやすいアプリケーションを効率的に作ることが可能になります。

Rubyとの違い

「Ruby on Rails」と「Ruby」は、名前が似ているため混同されがちですが、両者は全く異なる役割を持っています。

その違いを理解することが、Railsを学ぶ上での第一歩です。

分類 役割 例え
Ruby プログラミング言語 コンピュータに命令を出すための「言葉」そのもの 日本語、英語
Ruby on Rails フレームワーク Rubyを使ってWebアプリケーションを効率的に作るための「道具セット」や「設計図」 便利な言い回しを集めたフレーズ集、作文のテンプレート

簡単に言うと、Rubyがプログラムを作るための「素材」であるのに対し、Railsはその素材であるRubyを使って、効率的にWebアプリケーションという「料理」を作るための「調理器具セット」や「レシピ」のようなものです。

したがって、Railsというフレームワークを使いこなすためには、その土台となっているRubyというプログラミング言語の知識が必須となります。

Railsを学ぶことは、Rubyの文法を学びながら、同時に効率的なWeb開発の手法を身につけていくことだと考えてよいでしょう。

Ruby on Railsで作れるもの・できること

Ruby on Railsで作れるもの・できること

Ruby on Railsは、その生産性の高さから、様々なWebサービスの開発に採用されています。

ここでは、Railsを使って具体的にどのようなものが作れるのか、代表的な6つの例を挙げてご紹介します。

ECサイトの構築

オンラインで商品を売買するECサイト(ネットショップ)も、Railsが得意とする分野の一つです。

ECサイトには、ユーザー登録やログイン機能、商品の表示・検索機能、カート機能、決済機能、在庫管理など、多くの複雑な機能が求められます。

Railsには、これらの機能を効率的に実装するための「Gem(ジェム)」と呼ばれる便利なライブラリが豊富に用意されています。

例えば、ユーザー認証機能なら「Devise」、決済機能なら各種決済代行サービスのGemなどを組み合わせることで、比較的短期間で高機能なECサイトを構築することが可能です。

Webアプリケーションの開発

Railsは、一般的なWebアプリケーション開発全般において、その真価を発揮します。

例えば、特定のスキルを持つ人とそれを必要とする人を繋ぐ「マッチングサイト」や、レストランやホテルの「オンライン予約システム」、タスクを管理する「プロジェクト管理ツール」など、アイデア次第で多種多様なアプリケーションを開発できます。

Railsには「設定より規約(Convention over Configuration)」という思想があり、開発者が細かい設定に悩むことなく、Railsが推奨する規約に従うだけで迅速に開発を進められます。

この開発スピードの速さは、特に新規事業を素早く立ち上げたいスタートアップ企業にとって大きな魅力となっています。

SNSの開発

私たちが日常的に利用しているSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のような、ユーザー同士が交流するプラットフォームの開発にもRailsは適しています。

ユーザーの投稿機能、他のユーザーをフォローする機能、「いいね」やコメントといったリアクション機能、ダイレクトメッセージ機能など、SNSの基本的な要素は、Railsを使えば効率的に実装していくことができます。

実際に、初期のTwitterがRailsで開発されたことは非常に有名な話であり、Railsが大規模なSNSの基盤となり得ることを証明しました。

APIの開発

近年、スマートフォンアプリの利用が一般的になっていますが、その多くはサーバーと通信してデータをやり取りしています。

この「アプリとサーバーの橋渡し役」となるのが、「API(Application Programming Interface)」です。

Railsには「APIモード」という機能が備わっており、これを利用することで、スマートフォンアプリのバックエンドとして機能するAPIサーバーを効率的に開発できます。

画面表示(View)の部分を持たないAPI専用のアプリケーションを軽量に作れるため、モバイルアプリ開発の現場でも広く採用されています。

業務システムの開発

一般消費者向けのサービスだけでなく、企業内部で利用される業務システムの開発にもRailsは活用されます。

例えば、社内の勤怠管理システムや経費精算システム、顧客情報を一元管理するCRM(顧客関係管理)ツール、商品の在庫を管理するシステムなど、特定の業務を効率化するためのアプリケーション開発に最適です。

開発スピードが速いため、現場の要望に応じた機能の追加や改修にも柔軟に対応しやすいというメリットがあります。

ブログの構築

ブログは、最も基本的なWebアプリケーションの一つであり、Railsの学習を始めた人が最初に作ることが多いテーマです。

記事を「作成(Create)」「閲覧(Read)」「更新(Update)」「削除(Delete)」するという、Webアプリケーションの基本となるCRUD(クラッド)と呼ばれる4つの操作を、ブログ構築を通じて体系的に学ぶことができます。

シンプルなブログから、コメント機能やカテゴリ分類機能などを追加していくことで、Railsの様々な機能を実践的に習得していくのに最適な題材だといえるでしょう。

Ruby on Railsには苦手なこともある

Ruby on Railsには苦手なこともある

Railsはその高い生産性から多くのWeb開発で活躍しますが、決して万能ではありません。
得意な分野がある一方で、あまり向いていない、苦手な分野も存在します。

例えば、膨大なデータを扱う科学技術計算や、複雑な数値モデルを扱う機械学習(AI)の分野では、専門的なライブラリが充実しているPythonといった言語の方が適している場合が多いです。

また、ネイティブのスマートフォンアプリ(iOS/Android)や、パソコンにインストールして使うデスクトップアプリケーションの開発は、Railsの専門外です。
前述の通りAPIサーバーとして関わることはできますが、アプリ本体を直接作ることはできません。

さらに、ミリ秒単位での超高速なリアルタイム通信が求められるようなシステム、例えばオンラインゲームの通信処理や金融機関の超高速取引システムなども、RailsよりC++やGoといった他の言語が選択される傾向にあります。

Railsは、あくまでWebアプリケーションを迅速かつ効率的に開発することに最も強みを持つツールだと理解しておくことが重要です。

Ruby on Railsが選ばれる理由

Ruby on Railsが選ばれる理由

数あるフレームワークの中で、なぜWeb開発においてRuby on Railsは多くの現場で採用されているのでしょうか。

そこには、開発者を惹きつける明確な理由があります。

初心者でも理解しやすい

Railsが選ばれる理由の一つは、ベースとなっているプログラミング言語「Ruby」の学習しやすさにあります。

Rubyは、日本人のまつもとゆきひろ氏によって開発された言語で、「プログラミングを楽しく」という思想が根底にあります。
そのため、Rubyは文法がシンプルで、人間が読んで直感的に理解しやすいように設計されているのです。

他の言語に比べて覚えるべきルールが少なく、コードがまるで英語の文章のように自然に読めることも少なくありません。

このRubyのわかりやすさが、プログラミング初心者にとっての学習ハードルを下げ、Railsへのスムーズなステップアップを可能にしています。

コード量が少なくなりやすい

Railsには、「DRY(Don’t Repeat Yourself:同じことを繰り返すな)」という重要な原則があります。
これは、同じようなコードを何度も書くことを避け、プログラム全体を効率的に記述しようという考え方です。

Railsは、このDRY原則を徹底できるように設計されており、開発者は非常に少ないコード量で多くの機能を実現できます。

例えば、データベースに新しい情報を保存する処理を考えてみましょう。

他のフレームワークでは、どのデータをどのテーブルに、どのような形式で保存するのかを細かく記述する必要があるかもしれません。
しかしRailsでは、規約に沿ってモデルを定義するだけで、その多くを自動的に処理してくれます。

コード量が少ないということは、単にタイピングの手間が省けるだけではありません。
コードが短くシンプルになることで、バグが発生しにくくなり、後からコードを読んだり修正したりする際のメンテナンス性も大幅に向上します。

この圧倒的な記述量の少なさが、開発の生産性を劇的に高めているのです。

開発スピードが早い

Railsがスタートアップ企業や新規事業開発で特に好まれる最大の理由は、その開発スピードの速さにあります。

「設定より規約(Convention over Configuration)」という思想のもと、Railsには「Webアプリケーションとはこうあるべきだ」というベストプラクティス(最善の方法)に基づいた規約が数多く定められています。

開発者は、その規約に従って開発を進めるだけで、細かい設定に頭を悩ませることなく、驚くほど迅速にアプリケーションの骨格を組み上げることが可能です。

また、前述した「Gem」と呼ばれる豊富なライブラリの存在も、開発スピードを加速させます。

認証機能、画像処理、ページネーションなど、Web開発で必要とされるほとんどの機能は、質の高いGemを導入するだけで簡単に実装できてしまいます。

車輪の再発明をすることなく、先人たちの作った優れた部品を組み合わせることで、アイデアを素早く形にできるのです。

コミュニティが活発

Railsは2004年に登場して以来、20年以上にわたって世界中の開発者に利用されてきました。
そのため、非常に大規模で活発な開発者コミュニティが存在します。

これは、学習者や開発者にとって大きなメリットです。

プログラミングでエラーに遭遇した際、そのエラーメッセージを検索すれば、国内外の技術ブログやQ&Aサイトで同じ問題に直面した先人たちの解決策をすぐに見つけられる可能性が高いでしょう。

日本語のドキュメントや解説記事も豊富に存在するため、英語が苦手な初心者でも学習を進めやすい環境が整っています。

このコミュニティの存在が、学習中の挫折を防ぎ、継続的なスキルアップを支える強力なセーフティネットとなっているのです。

Ruby on Railsで作られたものの事例

Ruby on Railsで作られたものの事例

Ruby on Railsがどれほど強力なフレームワークであるかは、実際にそれを使って作られた世界的なサービスを見ることで、より深く理解できるでしょう。

ここでは、Railsで開発された有名なサービスの事例を4つ紹介します。

クックパッド

日本最大のレシピ投稿・検索サービスである「クックパッド」は、Railsで開発された国内サービスの代表例です。

毎日数百万人が利用し、膨大な数のレシピデータや画像を扱うこの巨大なサービスを、Railsが支えています。

サービスの成長に合わせて様々な機能追加や改修が繰り返されていますが、Railsの持つ柔軟性と生産性が、その迅速な開発サイクルを可能にしているといえるでしょう。

日本のRailsエンジニアにとって、目標となるサービスの一つです。

GitHub

「GitHub」は、世界中のソフトウェア開発者がプログラムのコードを保存・共有するために利用する、開発者にとってなくてはならないプラットフォームです。

この世界的なインフラともいえるサービスが、創業当初から現在に至るまでRailsを中核技術として利用しています。

非常に多くの開発者が同時に利用し、膨大な量のコードが日々やり取りされる大規模なシステムを安定して稼働させている実績は、Railsの信頼性と拡張性を何よりも雄弁に物語っています。

クラウドワークス

「クラウドワークス」は、仕事を発注したい企業や個人と、仕事を受注したい個人を繋ぐ、日本最大級のクラウドソーシングサービスです。

ユーザー間のマッチング機能、仕事の進捗管理、報酬の支払いシステム(エスクロー)など、信頼性が求められる複雑な機能を数多く備えていますが、これらのシステムもRailsで構築されています。

多様なニーズに応えるための迅速な機能開発が求められるプラットフォームビジネスにおいて、Railsが強力な武器となっている好例です。

Airbnb

世界220以上の国と地域で展開されている民泊サービス「Airbnb」も、Railsで開発されたことで非常に有名です。

宿泊施設を貸したいホストと、宿泊したいゲストを繋ぐこのグローバルなプラットフォームは、Railsの持つ開発スピードの速さを活かして、アイデアを素早く形にし、世界的なサービスへと成長を遂げました。

スタートアップが革新的なアイデアを武器に、短期間で市場を席巻していく上で、Railsがいかに有効であるかを示しています。

まとめ

以上、Ruby on Railsで具体的に何ができるのか、その特徴や強み、そして実際の開発事例について解説しました。

もし、自分のアイデアを形にするWebサービスを作りたいと考えているなら、Railsは最適な選択肢の一つです。
是非この機会に、スキル習得を目指してみてはいかがでしょうか?

なお、Railsを学ぶためにスクールへ通う場合は、「RUNTEQ」一択と言えます。
「受講生からの評判が圧倒的に良い」「大手比較サイトのマイベストで4年連続人気NO.1」「受講コースの内容がRailsに特化している」など、Railsを学ぶ上で、ここでは挙げきれないほどの優位性があるプログラミングスクールです。

RUNTEQの評判や特徴については、以下の記事を参考にしていただければと思います。

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