確かに、「自社開発企業で働きたい」と考える人は多いものの、一方で「自社開発エンジニアはやめとけ」という声があることも事実です。
では、なぜ自社開発エンジニアに対して否定的な意見があるのでしょうか。
この記事では、「自社開発エンジニアになるのはやめとけ」と言われる理由や、自社開発エンジニアになるメリット・デメリット、向いている人・向いていない人などについて詳しく紹介していきますので、是非参考にしてください。
【本記事の信頼性】
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自社開発企業とは何か
自社開発企業とは、自社の商品やサービスのシステムを、企画・設計・開発から運営まで社内で一貫して行う企業のことです。
他の企業からの依頼ではなく、自社が持つアイデアや課題を解決するためのシステム開発を手がけることが特徴となっています。
自社開発には、大きく分けて2つのタイプが存在しています。
1つ目は「社内で利用するシステムの開発」で、人事システムや会計システムなど企業内部の業務効率化を目的としたものです。
2つ目は「企業外の一般ユーザーが利用するシステムの開発」で、ECサイトやWebアプリケーションなど収益を生み出すプロダクトとなります。
自社開発企業は、2つ目をメインとして開発を行う企業のことを指します。
自社開発エンジニアはやめとけと言われる理由6選
一般的に高年収が狙いやすい自社開発エンジニアですが、以下のような理由から「やめとけ」と言われることもあります。
- 習得できるスキルの幅が狭くなる
- 企業としての安定性に不安がある
- 即戦力が求められるため未経験からの就職はかなり厳しい
- レベルの高い周囲のエンジニアについていけなくなる
- 自社製品に愛着を持つ必要がある
- 人脈が広がりにくい
習得できるスキルの幅が狭くなる
自社開発エンジニアとして働く場合、特定の技術や開発環境に長期間携わることになり、スキルの幅が限定される可能性があります。
受託開発企業であれば、様々なクライアントの案件に関わることで、多種多様な技術や業界知識を習得できる機会が豊富でしょう。
しかし自社開発では、会社が選択した技術領域でのみ経験を積むことになりがちです。
例えば、Ruby on Railsを使った自社サービスに長年携わった場合、他の言語やフレームワークの経験が不足する恐れがあります。
技術の変化が激しいIT業界において、特定の技術にのみ精通していることは、将来的なキャリアの選択肢を狭める要因となってしまうかもしれません。
また、同じプロダクトの機能改善や保守作業が中心となることで、新しい技術にチャレンジする機会が限られてしまう点も懸念されるところです。
企業としての安定性に不安がある
自社開発企業は、自社のプロダクトやサービスの売上に業績が直結するビジネスモデルのため、市場の変化や競合他社の動向によって経営状況が大きく左右される特徴があります。
特にスタートアップやベンチャー企業の場合、資金調達の状況や事業の成長速度によって会社の存続自体が危うくなるリスクも存在するでしょう。
受託開発企業であれば、複数のクライアントから安定した収益を得られますが、自社開発企業は自社サービスの成功にすべてがかかっています。
プロダクトが市場に受け入れられなかった場合や、想定していたビジネスモデルが機能しない場合には、売上の急激な減少や事業撤退といった事態も起こりえます。
そのような環境で働くエンジニアにとって、長期的なキャリア形成や生活の安定性に対する不安を抱くことは避けられないかもしれません。
即戦力が求められるため未経験からの就職はかなり厳しい
自社開発企業では、限られた人数で効率的に開発を進める必要があるため、入社時点で即戦力となれるレベルの技術力が求められることが一般的です。
教育コストを抑えたいベンチャー企業やスタートアップでは特に、未経験者を一から育成する余裕がない場合が多いのが現実でしょう。
プログラミングの基礎知識だけではなく、実際のサービス開発における設計思想や運用知識、チーム開発の経験などが必要とされますし、自社開発では企画から運用まで幅広い工程に関わることになるため、技術的なスキルに加えて、ビジネス理解やコミュニケーション能力も重要な要素となります。
未経験から自社開発企業への転職は非常に難しく、必要なスキルを身につけるには長期的な学習が必要とされており、いきなり自社開発を目指すよりも、まずは他の企業で経験を積んでからの転職が推奨されているのが現状といえます。
レベルの高い周囲のエンジニアについていけなくなる
自社開発企業には、高い技術力を持つエンジニアが集まる傾向があるため、技術レベルの差を痛感することが少なくありません。
特に有名な自社開発企業やプロダクトの成長が著しい企業では、優秀なエンジニアが多数在籍しており、技術的な議論や開発速度についていくのが困難になる場合があります。
これも、「やめとけ」と言われる一つの要因です。
周囲のエンジニアが当然のように使いこなしている技術や設計パターンが理解できず、チーム内で浮いてしまう状況も起こりえるでしょう。
また、コードレビューでは厳しい指摘を受けることが多く、自分の技術力不足を日々実感させられる環境になることもあります。
このような状況が続くと、自信を失ったり、技術的な成長が停滞したりする可能性があります。
高いレベルの環境で切磋琢磨できるメリットがある一方で、プレッシャーに押しつぶされてしまうリスクも考慮しなければなりません。
自社製品に愛着を持つ必要がある
自社開発エンジニアとして働く上で、開発するプロダクトやサービスに対する愛着や情熱は非常に重要な要素となります。
自社のビジョンやミッション、提供する価値に共感できない場合、長期間にわたってモチベーションを維持することが困難だからです。
受託開発であれば、興味のないプロジェクトでも一定期間で終了しますが、自社開発では同じプロダクトと長い付き合いになることが前提です。
サービスの方向性や会社の方針に疑問を感じたとしても、それが自分の仕事の中核となってしまうため、やりがいを見出せなくなる危険性があります。
また、プロダクトの成長が停滞した時期や、ユーザーからの厳しい評価を受けた際には、個人のモチベーション低下に直結しやすい環境といえるでしょう。
自社のサービスに心から価値を感じられない人にとって、自社開発エンジニアとしての働き方は精神的な負担となってしまうかもしれません。
人脈が広がりにくい
自社開発エンジニアは、基本的に社内のメンバーとの関わりが中心となるため、業界全体での人脈形成が困難になる傾向があります。
受託開発であれば、様々なクライアント企業のエンジニアと知り合う機会がありますが、自社開発では外部との接点が限られてしまうのが現実です。
技術カンファレンスや勉強会への参加を積極的に行わない限り、同業他社のエンジニアとの交流機会は自然には生まれません。
もし転職を考えるような時がきても、業界内での知り合いが少ないことで情報収集や紹介による転職機会を逃してしまう可能性もあります。
このように、人脈を広げにくい点も、やめとけと言われてしまう理由です。
自社開発エンジニアとして働くメリット
やめとけという意見がある自社開発エンジニアですが、もちろんメリットもあります。
この項目で解説するようなメリットに価値を感じるようならば、自社開発エンジニアを目指した方がよいでしょう。
特定のスキルを伸ばしやすい
自社開発では長期間にわたって同じプロダクトに携わるため、特定の技術領域において深い専門性を身につけることができます。
自社サービスで採用している技術ついては、誰よりも詳しくなることが可能であり、一つの分野でエキスパートレベルに到達できれば、その技術における第一人者として業界内での認知度も高まります。
また、サービスの成長に合わせて技術的な課題も複雑化していくため、拡張性やパフォーマンス最適化といった高度な技術課題に取り組む機会も豊富です。
したがって、専門性を極めたい人にとっては、自社開発は理想的な環境といえるでしょう。
自社の人間との仲間意識が強くなる
自社開発では、同じプロダクトの成功に向けて一丸となって取り組むため、チームメンバーとの結束力が自然と高まります。
共通の目標を持ち、長期間一緒に働くことで、単なる同僚を超えた強い絆が生まれることが多いでしょう。
また、受託開発のように、プロジェクトごとにメンバーが変わることがないため、お互いの強みや弱みを深く理解し合える環境が整っています。
困難な技術的課題に直面した際にも、チーム全体でサポートし合う文化があり、個人の成長をチーム全体で後押しする雰囲気もあるので、そうした職場で働きたい人にとっては自社開発エンジニアがおすすめです。
納期調整がしやすいためホワイトな労働環境になりやすい
自社開発では、開発スケジュールを社内で調整できるため、受託開発と比べて労働環境が改善されやすい特徴があります。
クライアントからの厳格な納期制約がないため、無理のないスケジュールで開発を進めることができるのです。
万が一開発が遅れたとしても、社内での調整で対応できるため、残業や休日出勤を強いられるリスクが低くなります。
また、自社サービス向けの開発では、ユーザーへの影響を最小限に抑えるために段階的なリリースを行うことが一般的です。
アジャイル開発手法を採用している企業も多く、短期間でのイテレーション(=開発サイクルの単位)を繰り返すことで、持続可能な開発ペースを維持しやすくなっています。
納期の融通が利きやすく、職場環境がよく働きやすいなどのメリットがあり、ワークライフバランスを重視する人にとって魅力的な働き方といえるでしょう。
最初から最後までサービス開発に関われる
自社開発では、サービスの企画段階から運用・保守まで、開発サイクル全体に関わることができる貴重な経験を積めます。
受託開発では限られた工程のみを担当することが多いですが、自社開発では要件定義、設計、実装、テスト、リリース、運用改善まで一貫して携わることが可能です。
ユーザーからのフィードバックを直接受け取り、それを次の開発に活かすサイクルを体験できることで、プロダクト開発における全体像を理解できるようになります。
また、事業側の視点も身につけられるため、技術的な判断だけでなく、ビジネス的な価値を考慮した開発が行えるようになるでしょう。
このような包括的な経験は、将来的にCTOやプロダクトマネージャーといった上位職種を目指す際に非常に有利となります。
自社開発エンジニアとして働くデメリット
ここまで自社開発エンジニアとして働くメリットを紹介してきましたが、デメリットも存在します。
自社開発エンジニアを目指すかどうかは、デメリットも把握した上で判断するようにしましょう。
特定の環境でしか開発ができない
自社開発エンジニアは、会社が採用している技術や開発環境に長期間依存することになるため、技術的な選択肢が制限されるという問題があります。
新しい技術やトレンドが出てきても、既存システムとの互換性や移行コストを考慮すると、なかなか導入に踏み切れない場合が多いでしょう。
結果として、市場で求められているスキルと自分が持つスキルにギャップが生じるリスクがあります。
技術の多様性を求める人や、常に最新技術にチャレンジしたい人にとって、自社開発企業の環境は物足りなく感じられるかもしれません。
スタートアップやベンチャーの場合は過重労働になる可能性がある
自社開発企業の中でも、特にスタートアップやベンチャー企業では、限られた人数でサービス開発を行うため、一人あたりの業務負荷が非常に高くなる傾向があります。
プロダクトの成長フェーズでは、機能開発、障害対応、運用改善など多岐にわたる業務を同時並行で進める必要があり、長時間労働が常態化するリスクがあるのです。
資金調達のタイミングや競合他社との競争状況によって、無理なスケジュールでの開発を強いられることもあるでしょう。
エンジニアの数が足りない中で、事業の成長を優先するあまり、個人の負担が過大になってしまうスタートアップやベンチャーは少なくありません。
【やめとけとは言わせない!】自社開発エンジニアに向いている人
「自社開発エンジニアはやめとけ」という意見は、あくまで「向いていない人」に対してのものです。
この項目で紹介するようなタイプの人にとっては、むしろ自社開発エンジニアがおすすめとなりますので、自分が自社開発エンジニア向きかどうか、是非確認してみてください。
好奇心旺盛な人
自社開発エンジニアには、技術への強い探究心と学習意欲が不可欠です。
自社のプロダクトを継続的に改善していくためには、新しい技術トレンドを常にキャッチアップし、それをサービスに活かす方法を考え続ける必要があります。
業界の動向や競合他社の技術選択にも敏感であり、自社にとって最適な技術選択を提案できる人が求められるでしょう。
そして、ユーザーのニーズや市場の変化に応じて、技術的な判断を柔軟に変更できる適応力も必要です。
常に「もっと良い方法はないか」「なぜこの技術を選ぶのか」といった疑問を持ち続け、技術的な改善に取り組む姿勢を持つ人にとっては、自社開発は非常にやりがいのある環境となるでしょう。
開発だけでなく上流工程も学びたい人
自社開発では、プログラミングスキルだけでなく、要件定義や設計といった上流工程のスキルも身につけることができます。
事業側との密接な連携を通じて、ビジネス要件を技術要件に落とし込む能力や、ユーザーのニーズを理解してプロダクトに反映する力を養えます。
将来的にテックリードやアーキテクト、CTOといったポジションを目指す人にとって、このような包括的な経験は非常に価値があると言えるでしょう。
モノ作りが好きな人
自社開発では、自分たちが作ったプロダクトが実際にユーザーに使われ、価値を提供している実感を得やすい環境があります。
アイデアから実装、リリース、改善まで一連の流れを体験できるため、モノ作りの醍醐味を存分に味わうことができるのです。
その上、ユーザーからの感謝の声や、サービスの成長を数値で確認できることで、自分の仕事に対する誇りとやりがいを感じられます。
受託開発では完成したシステムを納品して終わりですが、自社開発では継続的にプロダクトを育てていく楽しさがあります。
機能追加や改善を通じて、より良いユーザー体験を提供することに喜びを感じる人にとって最適な環境といえるでしょう。
自社のサービス・商品に愛着を持ちたい人
自社開発エンジニアとして充実した働き方を実現するためには、会社のミッションやプロダクトのビジョンに共感できることが重要です。
自分が開発するサービスが社会にとって価値のあるものだと信じられる人は、長期間にわたってモチベーションを維持できるでしょう。
プロダクトの成長過程で困難な局面に直面したとしても、サービスへの愛着があれば乗り越えられる原動力となります。
【こういう人はやめた方がいいかも】自社開発エンジニアに向いていない人
以下のような考え方をお持ちの人は、自社開発エンジニアにはあまり向いていないため、目指す方向性について再検討した方がよいかもしれません。
- いろいろなスキルを身に付けたい人
- たくさんの人とコミュニケーションを取りたい人
- 仕事や環境に変化が欲しい人
いろいろなスキルを身に付けたい人
様々な技術を幅広く学びたい人には、自社開発は向かない可能性があります。
自社開発では、一つの技術を長期間使い続けるため、他の技術に触れる機会が少なくなってしまうからです。
例えば、Ruby on Railsでの開発がメインとなっている会社で働いていると、JavaやPythonの経験が積めません。
また、多くの業界を経験したい人にも同じことが言えます。
自社開発では一つの事業領域に専念するため、金融、医療、教育など様々な分野の知識を得るのは困難でしょう。
受託開発ならば、複数のクライアント企業と関わることで、幅広い業界知識を身につけられます。
「色々な技術を覚えたい」「様々な業界を知りたい」という人は、変化に富んだ受託開発企業を選ぶ方が満足度は高くなるはずです。
たくさんの人とコミュニケーションを取りたい人
自社開発では社内のメンバーとしか関わらないため、人脈が広がりにくいのが現実です。
毎日同じ顔ぶれで仕事をするので、新しい出会いや刺激が少なくなってしまいます。
受託開発なら、プロジェクトごとに違うクライアント企業の人と働けるため、自然と人脈が増えていきます。
また、クライアントとの打ち合わせや提案を通じて営業スキルも身につけられるでしょう。
「いろいろな人とコミュニケーションを取りたい」「人脈を広げたい」「営業力も磨きたい」という人には、自社開発よりも外部との接点が多い受託開発の方が向いています。
仕事や環境に変化が欲しい人
常に新しい環境や異なる課題に挑戦したい人にとって、自社開発は単調に感じられる可能性があります。
同じプロダクトと長期間向き合うことになるため、新鮮味や刺激を求める人には物足りない環境になるかもしれません。
受託開発であれば、プロジェクトごとに技術要件や業務内容が変わるため、常に新しい学びや発見がある働き方を実現できるでしょう。
自社開発エンジニアに求められるスキル
この項目では、自社開発エンジニアに求められるスキルについて詳しく解説していきます。
即戦力となれるほどの高い開発力
自社開発企業では、入社直後から実際のサービス開発に参加することが期待されるため、実務レベルでのプログラミングスキルが必須となります。
単純にコードが書けるだけでなく、既存のコードベースを理解し、適切な設計パターンを適用してクリーンなコードを書ける能力が求められるのです。
例えば、以下のような形です。
必要なスキル | 詳細 |
---|---|
フレームワーク習熟 | Ruby on Rails、React、Vue.jsなど主要フレームワークの深い理解 |
データベース設計 | パフォーマンスを考慮したテーブル設計やクエリ最適化 |
テスト設計 | 単体テスト、結合テストを含む包括的なテスト戦略 |
セキュリティ | OWASP Top 10を理解したセキュアなコード実装 |
パフォーマンス最適化 | ボトルネック特定と改善提案ができる技術力 |
また、gitを使った効率的なバージョン管理やコードレビューのスキル、CI/CDパイプラインの理解なども現代の開発現場では当然のスキルとして扱われています。
自社サービスでは、障害対応やパフォーマンス改善が日常的に発生するため、問題の原因を迅速に特定し、効果的な解決策を実装できる技術力が不可欠でしょう。
チームワークを円滑にするコミュニケーションスキル
自社開発では、エンジニア同士だけでなく、デザイナー、プロダクトマネージャー、営業、マーケティングなど様々な職種のメンバーと連携しながら開発を進める必要があります。
技術的な内容を非エンジニアにも分かりやすく説明する能力や、相手の立場を理解してスムーズな議論ができるコミュニケーション力が求められるでしょう。
プロダクトの方向性や優先順位について、ビジネス側の要望と技術的制約のバランスを取りながら建設的な議論を行うスキルも重要になります。
さらに、リモートワークが普及している現在では、Slack やZoomなどのツールを活用した効果的なオンラインコミュニケーション能力も必須です。
なお、エンジニアとコミュニケーションスキルの関係については、以下の記事で詳しく解説しています。

向上心
自社開発エンジニアには、継続的な学習と技術力向上に対する強い意欲が不可欠です。
テクノロジーの進歩は非常に速く、数年前のベストプラクティスが今では古くなっているケースも珍しくありません。
新しいフレームワークやツール、開発手法について常にアンテナを張り、自社のプロダクトにとって有益なものを取り入れていく姿勢が求められるでしょう。
プロダクトの成長に合わせて技術的な課題も複雑化していくため、現状に満足することなく、より良い解決策を模索し続ける探究心が重要です。
未経験から自社開発エンジニアとして転職する方法
これまで解説してきた通り、自社開発エンジニアには高いスキルが求められるため、未経験から目指すのは正直難しいです。
しかし、「難しい」というだけで、「無理」ではありません。
適切な方法を選べば、十分可能です。
未経験から自社開発エンジニアになるための具体的な方法としては、自社開発企業への就職・転職に強いプログラミングスクールを利用するのがベストです。
例えば「RUNTEQ(ランテック)」のようなプログラミングスクールならば、未経験から自社開発エンジニアとして就職できる可能性が大幅に上がります。
RUNTEQは、「自社開発企業への転職に特化したカリキュラム」を提供しており、多くの卒業生が実際に自社開発企業からの内定を獲得している実績があります。
その分、学習内容は難しく、半端な覚悟で入会すると無駄に終わってしまいますが、「絶対に自社開発エンジニアになる」という強い覚悟がある人には最適なスクールでしょう。
他にも、未経験者向けの優良スクールはありますので、詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。

まとめ
以上、自社開発エンジニアが「やめとけ」と言われる理由を解説してきました。
様々な理由がありましたが、結局は「自分の価値観に合っているかどうか」が重要になります。
幅広いスキルを身に付けたい方や多くの人と繋がりたい方には向いていないので、「やめとけ」という意見が当てはまりますが、特定ジャンルに特化したスキルが欲しい方や環境の変化を好まない方にとっては自社開発企業の方が向いています。
自分の価値観に沿って、自社開発企業や受託開発企業、SES企業など、適している企業を選ぶとよいでしょう。