「ちゃんとエンジニア転職を成功させるためにはどうすればいい？」
これからプログラミングを学び、エンジニアとして企業に就職したいと考えている方の中には、上記のような疑問・不安を抱えている方も多いでしょう。
そこでこの記事では、以下のことについて詳しく解説していきます。
- プログラミングスクールを卒業しても就職できないと言われる理由
- 就職を成功させるためのスクール選びのポイント
- 未経験からでもエンジニア就職・転職の成功率が高いスクール
「エンジニアとして就職するためにプログラミングスクールに通いたい」と考えている方にとっては、非常に有益となる情報を掲載していますので、是非参考にしてください。
【本記事の信頼性】
- 執筆者は元エンジニア
- 大手プログラミングスクールのWebディレクター兼ライターを経験
- 自らも地元密着型のプログラミングスクールを運営
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プログラミングスクールに通っても就職できないという話は本当なのか？
結論からお伝えすると、プログラミングスクールを卒業した多くの方が、エンジニアとしての就職を成功させています。
しかし一部では、スクールを卒業しても就職できず、スクールに通ったことを後悔しているケースもあるようです。
とはいえ、「就職できない」と主張している人に対しては、厳しい意見もあります。
プログラミングスクール行ったけど就職できなかったってのは
プログラミングスクールという補助材を使ったのにも関わらず就職できなかった自分のレベルの低さをあらわにしてるだけだから
プログラミングスクール被害者の会とかやめた方がいいと思う
— あそー (@asosori2) January 26, 2020
X（旧Twitter）上では、このような意見が非常に多く見られました。
こうした状況からも、しっかりとしたプログラミングスクールを選び、カリキュラムに沿って学習しスキルを身に付け、スクール側が用意している就職支援プログラムを適切に利用すれば、基本的には就職できると考えても問題ないでしょう。
ただし、100%就職に成功するわけではないので、「プログラミングスクールに通っても就職できない」という主張は、完全に間違いだとも言い切れません。
就職成功のためにプログラミングスクールに通うべきかどうかは、これから解説していく内容を参考に判断していくとよいでしょう。
プログラミングスクールを卒業しても就職できない理由
この項目では、「プログラミングスクールを卒業しても就職できない」と言われている理由について紹介していきます。
「卒業さえすれば無条件で就職できる」という甘い考えを持っている
プログラミングスクールに入学する際、「卒業さえすれば無条件で就職できる」という甘い考えを持っている人も少なくありません。
高額な費用を払うのだから、就職できて当然だ、とまで考えている人もいることでしょう。
しかし、現実はそう甘くありません。
プログラミングスクールは、基本的にプログラミングに関するスキルや知識を習得できる環境を提供しているだけであり、頑張るのは自分です。
すべてをスクール任せにし、自発的な努力を怠っているような人は、まともなスキルが身に付きません。
当然、就職に失敗する可能性も高くなってしまいます。
スクールに入ったのだから就職までの道筋は用意してもらえるはず、といった甘い考えは持たず、自ら努力する姿勢を大事にするようにしてください。
就職支援のないプログラミングスクールを選んでしまった
一口にプログラミングスクールといっても、そのサービス形態は実に様々です。
- プログラミングの基本的なスキルのみを教える
- 実務に近いレベルの学習ができる
- 就職支援サービスまで行う
このように、スクールごとに特徴はバラバラです。
特に、就職支援については非常に重要です。
未経験からプログラミングの学習をはじめ、スキルを身に付けることはできても、そのスキルをどのように企業へアピールし、内定に繋げるのかについては、就職・転職活動に詳しいスタッフの力を借りる必要があるでしょう。
しかし、就職支援サービスが付いていないプログラミングスクールに通った場合は、すべて自力でこなさなければなりません。
履歴書・職務経歴書の書き方や面接対策など、専門家から指導を受けるべきことはたくさんあります。
就職の成功率を上げるためには、就職活動に対してどの程度までサポートしてくれるスクールなのかについても把握しておきましょう。
スキル不足のまま卒業する生徒も一部存在する
プログラミングスクールを卒業しても就職できない理由の一つに、スキル不足のまま卒業してしまう、というケースもあります。
例えば、カリキュラムの内容を完全に理解しきれないままなんとなく卒業してしまうようなケースです。
プログラミングスクールのカリキュラムは、一般的に初歩から高度な技術までを網羅していますが、個々の学習ペースや理解度は異なるため、一部の生徒は充分なスキルを身につけられないまま卒業してしまうことがあります。
優良なスクールならば、そのようなことがないよう、中間テストなどを設けて常に生徒のスキルをチェックし、中途半端な状態で卒業させないようにしますが、中には「卒業生の将来など知ったことではない」というスタンスのスクールも一部存在します。
このようなスクールに申し込んでしまい、未熟なスキルのまま卒業させられてしまうと、なかなか就職できないということもあり得ます。
年齢的に厳しかった
卒業後の就職成功まで視野に入れている優良なスクールの場合、年齢制限を設けていることが多いです。
なぜならば、未経験からエンジニアを目指す場合、35歳を超えてしまうと急激に就職に成功する確率が下がってしまうからです。
20代の就職希望者ならば、現状のスキルが未熟であっても、これからの伸びしろに期待しての「ポテンシャル採用」を行う企業も多いのですが、30代中盤以降の人に対してはポテンシャル採用という意識が働きづらくなってしまいます。
プログラミングスクールを卒業しても就職できない人の特徴
プログラミングスクールを卒業しても就職できない人の特徴としては、以下の通りです。
- 自分では積極的に動かずスクールに頼り切りになる人
- 行動力がなくスクール側の指示に従わない人
- 理想が高すぎる人
- そもそも本気で就職しようという気持ちがない人
自分では積極的に動かずスクールに頼り切りになる人
プログラミングスクールを卒業しても就職できない人の中には、自分から積極的に動かず、スクールに頼り切りになる人もいます。
スクールが提供するカリキュラムやサポートを信頼し過ぎるあまり、自分での行動や努力を怠ってしまうことが原因です。
確かに、プログラミングスクールは学習の場として非常に有用ですが、最終的な就職活動は個人の積極性や努力が大きく影響します。
例えば、スクールが提供する就職支援プログラムや求人情報にだけ頼り、自己分析や市場調査を行わない場合、積極的に行動している他のライバルたちに負けてしまう可能性が高まります。
就職活動は情報戦でもあり、自ら動いて最新の求人情報や企業の動向を把握しようとしなければ、有利に立ち回ることができなくなってしまいます。
そのため、スクールに頼り切りになる人は、就職できない可能性が高くなってしまうと言えるでしょう。
行動力がなくスクール側の指示に従わない人
行動力が欠如していたり、就活のためのスクール側の指示に従わなかったりする人は、就職できないこともあります。
「職務経歴書のこの部分は、このように直すべき」
プログラミングスクール側からのこういったアドバイスに対し、すぐに行動しようとせず、自己流でなんとかしようとしたり、単純に行動するのが面倒だと感じたりしているようでは、就職できない可能性も高くなってしまいます。
何事にも自主的に行動しつつ、経験豊富なスクール側のスタッフのアドバイスも積極的に取り入れていくことが重要です。
理想が高すぎる人
プログラミングスクールを卒業しても就職できない人の中には、理想が高すぎることが原因で苦戦するケースが少なくありません。
エンジニアとしてのスキルを学び終えたばかりの新人が、いきなり大手企業や高収入のポジションに就こうとするのは現実的ではないことが多いです。
理想を持つことは大切ですが、それが過度になると、逆に就職活動を難しくしてしまいます。
例えば、待遇や給与、勤務地、業務内容などに対して非常に高い基準を持ち、一切妥協しない場合、求人の選択肢が極端に狭まります。
特に、経験が浅い状態でこれらの条件を満たす企業を見つけるのは至難の業です。
その結果、長期間就職が決まらず、精神的にも経済的にも厳しい状況に陥る可能性があります。
ある程度は理想にこだわることもよいのですが、あまりこだわりすぎず、「未経験からの就職活動なのだから譲歩すべきところは譲歩すべき」という考え方も大事にしましょう。
そもそも本気で就職しようという気持ちがない人
エンジニアになろうと考えてプログラミングスクールに入ったものの、そもそも本気で就職する気持ちまでなかったという人も、就職できない典型的なパターンです。
- 親から「お金を出すから行け」と言われた
- エンジニアは高収入だと聞いたのでなんとなく入学した
- 友達から誘われたので一緒に入学した
上記のように、強い目的意識を持たないままプログラミングスクールに通い始めた場合、学習を頑張るためのモチベーションも低いため、スキルの定着度や就活時の積極性などに欠ける部分が出やすくなります。
エンジニアは、他の職種と比べると高い年収を得られる仕事です。
そのため、誰でも簡単に就ける仕事ではありません。
その点を十分に理解した上で、覚悟を決めてからプログラミングスクールへ申し込むようにすべきです。
プログラミングスクール卒業後の就職成功率を上げる方法
スクール選びを間違わなければ、卒業後に就職できる可能性はかなり高いです。
しかしそれでも、100%とは言えません。
さらに就職成功率を高めるためには、以下のようなことを意識するとよいでしょう。
- 自分が目指すエンジニア像を明確にイメージする
- 自発的な情報収集に力を入れる
- ポートフォリオに磨きをかける
自分が目指すエンジニア像を明確にイメージする
プログラミングスクールを卒業した後に就職成功率を上げるためには、まず自分がどのようなエンジニアになりたいのかを明確にイメージすることが重要です。
具体的な目標を持つことで、学習の方向性や就職活動の戦略が明確になります。
例えば、自分がフロントエンドエンジニアを目指すのか、データサイエンティストを目指すのかによって、習得すべきスキルや作成するポートフォリオの内容が異なります。
また、自分の目指すエンジニア像を明確にすることで、就職活動の際に企業とのマッチングがしやすくなります。
企業側も「どのようなエンジニアが欲しいか」を明確にしているため、自分の目標と企業のニーズが一致していることをアピールすることで、採用の可能性が高まります。
自発的な情報収集に力を入れる
自発的な情報収集は、プログラミングスクール卒業後の就職成功率を大きく左右する要素の一つです。
特にIT業界は日々進化し、新しい技術やトレンドが次々と登場します。
そのため、スクールで学んだ知識だけで満足せず、常に最新の情報を追い求める姿勢が求められます。
例えば、ブログや技術系のニュースサイトを定期的にチェックし、業界の動向を把握することが重要です。
また、GitHubやStack Overflowといったプラットフォームで他の開発者のコードを見たり、自分のコードを公開したりすることで実践的なスキルを磨くことができます。
プログラミング的な情報収集だけでなく、志望する企業に関する情報も積極的に集めましょう。
「自分がどのように貢献できるか」
企業研究を進めれば、上記のようなことも見えてきます。
ポートフォリオに磨きをかける
ポートフォリオは、エンジニアとしての実力を示す最も重要なツールの一つです。
特に、実績のない未経験者にとっては、自分のスキルをアピールするための唯一の材料とも言えるでしょう。
就職活動において、企業は応募者のスキルや経験を評価するためにポートフォリオを詳しくチェックします。
そのため、他の候補者と差別化を図るためには、ポートフォリオに磨きをかけることが不可欠です。
自分の技術力をできる限り詰め込んだオリジナルサービスを開発し、採用担当者に少しでも興味を持ってもらえるようにしましょう。
プログラミングスクール選びに失敗すると就職できない可能性が上がる
プログラミングスクール選びに失敗してしまうと、就職できない可能性が大幅に上がってしまいます。
まず大事なのが、カリキュラムのレベルです。
カリキュラムの内容が実際の業務に即していない場合、学んだスキルが現場で役立たないことがあります。
企業が求める技術を習得できなければ、就職の際にアピールポイントが不足し、他の候補者に負けてしまうでしょう。
次に、就職サポートの質も意識すべきです。
就職サポートがない、もしくは質が低いプログラミングスクールを選んでしまうと、ほとんど自力のみで就活を行うハメになってしまいます。
特に、履歴書や職務経歴書の書き方、面接対策などは就活において非常に重要なので、専門的な知識持った経験豊富なスタッフにサポートしてもらえるかどうかで結果は大きく変わってきます。
他にも、講師のレベルやスクールの評判など、確認すべき点は多いので、スクール選びで失敗しないように十分な下調べをしてから申し込むようにしてください。
ここで手を抜いて適当なスクールを選んでしまうと、せっかく卒業しても就職できない、という憂き目に遭う可能性が高くなってしまいます。
例えば、完全な初心者からWebエンジニアを目指すのならば、RUNTEQがおすすめです。
受講生からの評判が非常によく、卒業生の就職成功率も大変高くなっています。
就職に失敗しないためのプログラミングスクールの選び方
就職に失敗しないためには、プログラミングスクール選びは非常に重要です。
これから解説する内容を参考に、じっくり探すようにしてください。
就職・転職支援が充実しているか確認する
プログラミングスクールを選ぶ際に、就職や転職支援がどれほど充実しているかを確認するのは非常に重要です。
多くのプログラミングスクールは、カリキュラムの提供だけでなく、卒業後のキャリアサポートも行っています。
しかし、その内容や質には大きな差があります。
まずは、具体的な支援内容を確認しましょう。
例えば、企業との提携や紹介制度があるかどうか、履歴書の添削や模擬面接の実施、就職活動の戦略相談などが含まれているかをチェックします。
これらのサービスが充実しているスクールは、卒業生の就職成功率が高い傾向にあります。
また、キャリアカウンセラーやメンターの質も重要です。
担当者がどれだけ親身にサポートしてくれるか、業界の最新情報に精通しているか、などについてしっかり確認すべきです。ス
そのためには、スクールが実施している説明会に参加し、実際に話を聞いてみるとよいでしょう。
講師やカウンセラーとの相性も大切ですので、自分に合った環境を見つけることが大切です。
未経験からの就職成功実績が高いスクールを選ぶ
そのスクールの就職成功実績も、未経験からプログラミングスクールを選ぶ際に重要となるポイントの一つです。
卒業生の就職成功率が高いということは、それだけ「カリキュラムの質」や「講師の質」などが高いということが言えるからです。
実績については、ほとんどの場合、各プログラミングスクールの公式サイトに掲載されているので、その数値を参考にしましょう。
ただし、サイトに掲載されている実績は、都合の良い部分を切り取った数字である可能性もありますので、鵜呑みにするのは避けた方がよいです。
正しい実績を確認するために、電話やメールで問い合わせたり、無料相談会に参加したりといった行動が必要です。
担当者や講師とフィーリングが合うか確認する
プログラミングスクールを選ぶ際、カリキュラムや就職支援の充実度だけでなく、担当者や講師とのフィーリングが合うかどうかも非常に重要です。
フィーリングが合うかどうかを確認することで、学習環境がより快適になり、スムーズにスキルを習得することができるでしょう。
逆に、合わない担当者や講師と一緒に学習を進めていくことになると、大きなストレスを抱えることになりますし、結果にも繋がりにくくなってしまいます。
実際、プログラミングの学習は決して簡単なものではなく、挫折しやすい時期もあります。
そんな時に、信頼できる担当者や講師がいれば、モチベーションを維持しやすくなるでしょう。
無料相談会に参加することで、スクールの雰囲気や、スクール側の人間がどのようなタイプなのかが垣間見えるため、面倒くさがらず、一度対面で話をしてみるべきです。
相談はWeb面談という形に対応しているスクールがほとんどですので、家から遠いスクールであっても安心です。
スクールの評判・口コミをチェックする
各プログラミングスクールの評判や口コミをチェックすることも重要です。
実際に受講した生徒たちがどのように感じているのか、という情報は大変貴重です。
スクールの良し悪しを如実に表している判断材料ですので、受講生や卒業生の口コミは是非重視するようにしてください。
X（旧Twitter）などのSNSで検索をかければ、スクールに関する口コミはたくさんヒットします。
各プログラミングスクールの公式サイトにも、受講生の口コミが掲載されていることが多いですが、都合の良いものばかりを選んで掲載している可能性も高いです。
忖度のない生の声を知りたいのならば、SNSや口コミ投稿サイトの評判を参考にすることをおすすめします。
合う・合わないは人それぞれなので、評判が良いからといって確実に満足できるスクールであるとは言い切れませんが、それでも入学して後悔するリスクはかなり減らせるでしょう。
未経験からでも就職に成功しやすいプログラミングスクール
未経験からでも就職に成功しやすいプログラミングスクールとして名高いのは、以下のようなスクールです。
いずれも未経験からのエンジニア転職に強いプログラミングスクールで、「講師の質」「カリキュラム内容」「コミュニティの充実度」「サポート内容」などの評判が大変良いです。
受講生・卒業生から支持される上記のようなスクールならば、卒業後に就職できない、といったケースに遭遇する可能性は低いでしょう。
どのスクールが肌に合うかは人それぞれですので、まずはいろいろなスクールの無料相談会に参加してみることをおすすめします。
まとめ
以上、プログラミングスクールに通っても就職できないのか、という疑問を中心に、就職できないと言われる理由、就職に成功するためのスクール選びなどについて解説してきました。
適当なスクール選びをしてしまうと、せっかく卒業しても就職できないということも起こりがちですが、本記事で解説したようなポイントを意識してスクールを選べば、高確率で就職にエンジニアとしての就職に成功します。
真剣にスクールを探そうと思うとある程度時間がかかりますが、後々後悔しないためにも、スクール探しは手を抜かないようにしてください。
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